活動報告一覧 2021.1–2021.12

2/11 『学ぶ会通信』vol.15発行・発送
2/12 学ぶ会ホームページ更新(2020年の活動を追加)
4/11 役員会 参加6名(代表宅)
4/25 春植物と野鳥観察会 黒谷 参加9名
4/27 『福島県只見町の花暦』発行
6/13 役員会 参加9名
7/11 役員会 参加6名(代表宅)
7/20 総会資料発送
11/21 飯塚恒夫「わが半生を語る」講演会 朝日振興センター 参加36名

花暦調査 楢戸沢林道

第1回 5月16日 参加6名(野鳥観察会を同時に)
第2回 6月13日 参加9名(終了後役員会)
第3回 7月13日 参加6名
第4回 8月8日 参加10名
第5回 9月13日 参加7名
第6回 10月10日 参加11名
第7回 11月7日 参加7名

新型コロナウィルスの影響に伴い、予定していた次の活動を中止しました。

■水鳥観察会と定例会(1月17日)
■2021年度総会(6月予定)
■20周年記念事業 福嶋司先生講演会

〈発行物〉

学ぶ会通信vol.15 A4判20ページ・オールカラー
福島県只見町の花暦 A5判本文48ページ・オールカラー

見頃だったフクジュソウ群落2021年4月25日

春植物と野鳥観察会

黒谷林道〜黒谷発電所 参加9名

 当日は雨の予報でしたが、観察会の間だけ奇跡的にやんでお日さまが出た瞬間も。
 黒谷林道のフクジュソウ群生地は、ちょうど見頃でした。斜面上部は雪解けが早いので、すでに花弁が落ちて丸坊主になっていましたが、林道の下は咲き始めもありました。一方でカタクリやキクザキイチゲ、ミヤマキケマンはつぼみが多く、お天気が悪かったので開いていないものも多く見られました。エゾエンゴサクやキバナノアマナはこれからのようでした。
 さて、野鳥はというと…。
観察中の参加者 代表の強い思い入れが伝わったのか、クマタカが出ました! しかもサシバも同時に! 他に鳴き声でミソサザイ、ヤマガラ、ヒガラ、コガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、エナガ、ヒヨドリなどを確認できました。
黒谷発電所周辺でユビソヤナギを観察したのちに、発電所の脇で昼食をとり、食後に古川さんおすすめのブナ林を見るために奥に続く林道を少し登りました。眺めがよく対岸に新緑のブナ、足許に桜並木の素晴らしい景色が見られました。ブナ林では、落ちたブナの枝にたくさんの混合芽がついていました。今年のブナは豊作かもしれません。
 春のエッセンスを堪能した1日でした。(遠藤菜緒子)


側溝でカエルが散乱していましたブナの混合芽


にこやかに話される飯塚恒夫さん2021年11月21日

飯塚恒夫「わが半生を語る」講演会を開催

朝日振興センター 参加36名
講師:飯塚恒夫さん(元只見町教育長)

 昨年、今年と計画しながら実現できなかった講演会がとうとう開催できる運びになりました。講師の飯塚恒夫さんは、只見町を代表する文化人。米寿を過ぎた現在でも確固たる信念のもと、町の文化向上に貢献されています。
 「20代前半までの過ごし方で人生が決まる」と言われるけれど、飯塚さんもそのとおりと思う。10代から20代にかけていろいろな人に出会い刺激を受けている。文学に目覚めさせてくれた人が、会員の月田礼次郎さんのお兄さんとは! 恩師の渡部政吉さん、森登貴次郎さんは、地域の歴史や文化を掘り起こし広めた人だ。
会場はほぼ人手埋まった 役場時代、やることなすこと初めてのことばかり。時代は、東京オリンピックからバブル期へ。青天井の膨張期だった。最初の町振興計画を策定したり、労働組合を結成するなど、さまざまな困難や障壁とぶつかりながらも、成就していく姿は、昭和・平成のフロントランナーであり、「只見の生き字引」的な存在です。いずれにしても、触発される講演会でした。
 想定外の36名もの参加者を迎え、レジュメもイスも机も足りないくらい。2回も先に延ばした甲斐がありました。(新国 勇)

追記 今回の講演会は、動画が撮影されネット配信されました。また、収録DVDと音声を記録したCDもあります。珊瑚さんをはじめ複数の会員の手によるものです。ネット配信は限定公開となっています。DVDとCDは代表宅で貸し出すことが可能です。お問い合わせください。

『福島県只見町の花暦』表紙2021年4月20日発行

『福島県只見町の花暦』

A5判本文48ページ・オールカラー

 本書は、只見町で気軽に植物を観察できる6つのコースを歩き、そこで花や実がいつごろ見られるかをまとめたものです。
只見の自然に学ぶ会では、2013年から1年に1か所の調査を行い「学ぶ会通信」で報告してきました(2016年をのぞく)。今回、本会の発足20周年記念事業の一つとして、2013年から2019年にかけての6か年分、6コースを再編集して刊行したものです。
〈紹介の6コース(もくじから)〉
雑木林の花を楽しみたい 奥会津ただみの森キャンプ場
山地の花を楽しみたい  要害山
里山のブナ林を楽しみたい 「季の郷湯ら里」周辺
里山の花を楽しみたい  蒲生岳山麓
ブナの森を楽しみたい 癒しの森
なだれ地の花を楽しみたい  黒谷林道
 本書は、町内の学校のほか、県内関係官庁、図書館、博物館、マスコミなどに寄贈しました。