2012年1月8日(日)

ガンカモ類全国一斉調査

参加4名

新春恒例の水鳥観察会をガンカモ類全国一斉調査として只見湖、滝湖の順で観察しました。

只 見 湖
1 コハクチョウ 5
2 オオバン 1
3 カルガモ 68
4 コガモ 4
5 ビドリガモ 6
6 キンクロハジロ 5
7 ホシハジロ 1
合計 7種類 90羽
滝 湖
1 コハクチョウ 7
合計 1種類 7羽

今回は記録的な少なさです。昨年7月の新潟・福島豪雨によって、豊かな河川環境が流されてしまったからです。川底の水草、岸辺の植物、そして魚類や水生動物にいたるまで、根こそぎにされてしまったようです。その証拠に、潜水するホシハジロ、キンクロハジロ、カワアイサ、カワウがいません。ハクチョウも食べる場所も休憩場所もない状況なので、3月までいられるかどうか。水辺環境が回復するまで、水鳥にとってくるしい状態が続くでしょう。

2012年1月15日(日)

水鳥観察会

参加5名

今年2回目の水鳥観察会です。10時にブナセンターを出発し、只見湖、滝湖の順で観察しましたが、やはり水害の影響で鳥は非常に少なかったです。

2012年1月15日(日)

新年会を兼ね定例会

参加11名

太郎寿司で新年会を兼ねて定例会。高齢化する只見の未来像と豊かな自然と共存してきた只見人のこれからなどを語り合いました。
行事予定
 1.2月雪まつり参加行事は、ユリ平で雪遊び
 2.4月の学ぼう会は遠藤さんのバードカービング教室(日程調整中)
 3.6月総会に合わせて学ぼう会を。奥会津書房の遠藤由美子さんの講演計画
 4.ユネスコエコパークの勉強会します

2012年3月31日(土)・4月1日(日)

バードカービング教室

3/31 14:00〜17:00、4/1 9:00〜16:00
参加13名

昨年の大震災により中止になった遠藤勇先生によるバードカービング教室を開きました。スズメ、シジュカラ、キセキレイのなかから好きなものを選んで、遠藤先生に教わりながらみなさん取り組んでいました。

2012年4月28日(木)

ユビソヤナギ調査報告書完成

6年の歳月をかけて、ユビソヤナギ調査報告書ができました。A4判、80ページ、口絵カラー4ページ、ユビソ分布マップ8ページ、鈴木和次郎、菊地賢両氏の解説9ページ、そして2,461本の全木調査リストとてんこ盛り。徹底的にこだわった1冊です。内容は次のリンクから。
「福島県只見川水系における希少樹種ユビソヤナギ その分布と集団の実態報告書」

2012年5月5日(土)

ユビソヤナギ観察と春植物に出会う

ブナセンターと共催
参加14名

13時にブナセンター集合で、楢戸、黒谷のカタクリ フクジュソウなどの春植物を観察し、杉沢のユビソヤナギを見て回りました。

2012年5月6日(日)

残雪のブナ林を歩く

ブナセンターと共催
参加26名

残雪のブナ林、布沢癒しの森を歩いてきました。ちょうど新緑が見頃でした。

2012年5月20日(日)

バードウオッチング寄岩林道

参加9名

新緑まぶしい快晴の一日でした。寄岩林道は昨年の豪雨災害の爪痕が残っていますが、16種の鳥を確認しました。

2012年5月26日(土)

総会報告

事務局宅
参加28名

(1)23年度事業報告及び会計報告は承認されました。
(2)役員選任では新幹事が2名選出され、他は今までどうりです。
(3)24年度事行計画案は昨年参考に進めます。新事業は随時検討。
(4)24年度予算は事業計画に基づき
(5)学ぼう会の内容は皆様の希望を聞きながら決めることになりました、
学ぶ会も発足11年になりました。今年は災害被害によるホタルの生息調査とヒメサユリ自生地の確認を考えております。短期集中調査が求められますので協力願います。総会終了後は持ち寄り懇親会となり、夜遅くまで語り合いました。

2012年6月27日(水)

定例会

事務局宅

勇さんの只見学を聞いてから話し合いとなりますので皆様の出席お願いいたします。これから定例会の中で問題点や会員の意思疎通を図っていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。終了後に懇親会。

2012年7月18日(祝)

定例会

参加12名

定例会に先立ち、スキー場近くでホタル観察会してから行いました。ヘイケボタルが沢山みられました。
はじめに代表の八十里越歴史講座に時間をさき、新潟との物流や河井継之助の話を皆興味深く聞き入りました。災害復旧工事に対する申し入れの経過報告、次回の学ぼう会の日程を9月頃とすなど決めました。

2012年8月25日(土)

定例会

事務局宅

只見川流域の災害復旧工事について意見を出し合いました。

2012年9月8日(土)

定例会

民宿只見荘

ブナセンター講座「只見の水辺の生き物たち」の講演をされた稲葉さんを囲み、只見荘において、学ぶ会の定例会を行いました。森林施業研究会の只見合宿に参加することなどを決定しました。。

2012年9月22日(土)〜24日(月)

森林施業研究会只見合宿に参加

9/22夜 森林の分校ふざわにて18:00から会食、19:00からセミナー
9/23 木ノ根沢のブナ林、蒲生のブナあがりこ、柴倉山のコナラあがりこ、杉沢のユビソヤナギを見学
9/24午前中のみ 金山町の本名杉を見学

2012年10月2日(火)

河川視察報告1

参加9名

黒谷川と叶津川の工事現場を見てきました。平日にもかかわらず9名が参加。ユビソヤナギやフクジュソウの保全について、建設事務所が何度も来たとき、コアだけは残すようにと申し入れたはずなのに、いまは剥き出しの川原があるだけです。温谷沢出合の大群落は全滅し、3本のヤナギにピンクテープが巻いてあります。伊南川出合の群落もほぼ壊滅。その中に移植されたと思われる柳が3本枯れていました。どれも申し訳ばかりの子どもだまし。結局、建設事務所はアセスメントの会社を雇って調査しましたということだけで、それをもって河川環境の保全をしたなんてことはない、ということがわかります。アリバイ作りでやったくらいのものです。儲けたのはアセスメントをした東京の会社だけ。戦後最大級の洪水被害の復旧工事とはいうものの、あまりにお粗末な対応です。

いちばん滑稽だったのは、白沢集落入口の黒谷川左岸に最後に残ったフクジュソウの群落がありました。これはなんとしても保存してもらいたく、振興局の県民環境部長に現地を見せて申し入れしておいたものです。その後、建設事務所が説明したことは、フクジュソウ群落の表土をはぎ日陰に移しておくというものでした。現場監督の案内で現地に行ってみると、2つの土砂の山があっただけ。群落の上を重機で掻いて集めたもののようです。これもアセス会社のエサになっただけにすぎません。言うだけ腹がたつのと無力感がおそいます。
その夜、事務局宅で遅くまで話し合いました。

2012年10月5日(土)

第1回 只見川圏域河川整備協議会の報告

出席:新国勇、本名由昭

午後、朝日地区センターで開かれた河川整備協議会に出席してきました。日大工学部の長林教授(河川工学)を委員長、福大の木村教授(環境保全)が副委員長、委員は流域市町村の副町長が9名、そのほか土地改良区理事長、観光協会会長、漁協組合長などで、総勢26名。建設事務所や県庁、出先機関の関係者もいれると、50名ちかい人数でした。
内容は、黒谷川と叶津川の河川整備計画の説明が主でした。意外に治水や利水の話はほとんどなく、河川環境や漁族の保護についての話が中心となり、予定時間をオーバーしました。もっぱら発言したのは、奥会津書房の遠藤由美子さん、本名、新国の3人。
遠藤さんは、ダム群を河川整備計画に組み込むことやダム決壊を想定したハザードマップの作成、由昭さんは魚族が棲める良好な河川工事の工法、わたしは環境への配慮もない工事手法について話しました。ユビソヤナギと知りながら伐採する確信犯的工事やフクジュソウの移植工事の無駄の話も言いました。
きょうの発言が言いっぱなしにならないよう、そして河川整備計画書にわたしたちの意見が反映するようがんばります。また、それが単なるお飾りになってしまわないよう計画を検証する体制を作っていきたいと考えています。第2回会議は12月初旬。

2012.11月6日(火)

巨木調査報告

町民のHさんからブナの巨木があるとの情報を頂き5人で柴倉山に行ってきました。紅葉の中で見ごたえのある大ブナでした。計測の結果、胸高直径505cmでした。

2012.11月13日(火)

定例会

恒例の講座は、只見で見られる鳥を写真とスピーカーによる聞きなしで教えてもらいました。とくに渡りの時期は迷鳥に出会うこともあるので、ジックリ観察して見るのも楽しいということでした。
今後の予定
 12月15日 忘年会
 1月12日または13日(天候次第) 水鳥調査
 1月26日 学ぼう会(内容検討中)、翌日の27日に水鳥観察会

2012年12月14日(金)

第2回 只見川圏域河川整備計画協議会

出席:新国勇、本名由昭

午後、2回目の会議に出席してきました。話の中心は2つ。1つはユビソヤナギとフクジュソウの保全、2つ目にはダム決壊によるハザードマップ作製です。河川工事の場合、設計書どおりにつくって竣工検査を受ければOKです。指示どうりでなかったらつくり直しをするか、お金を返すとか、ペナルティが課せられます。しかし、河川環境の保全に務めるといってもマニュアルや見本があるわけではなく、こわしたってペナルティもありません。そこで、環境保全を検証する官民、研究者を交えた組織をつくることを提案しました。
ダム問題も、県は一切触れたがりません。昨年の水害は自然災害であって、ダムはこわれることはない。これではまったく原発事故と同じです。想定外を予想しないから、原発の事故は起こりました。来年の3月下旬に3回目の会議があるそうです。いくら会議で泣いても、ほえてもそれっきりになってしまいます。やはり、今度策定し直す河川整備計画書に、わたしたちの意見を明確に文言化して盛り込むしかないと考えます。

忘年会2012年12月23日(日)

忘年会

参加20名

会員宅、農家レストラン"やまびこ"で学ぶ会の忘年会を盛大に行ないました。飲み物・コップ・箸のほか、食べ物も一品提供という何時もながらのユニークな忘年会でしたが……大盛況でした。
参加者一人づつが昨年の反省と今年の抱負を話してもらいました。