大雪2010.12.28

大雪情報

「会津に白い爪痕」と地方紙に掲載されましたけれど、まさに白い悪魔に襲われたような会津地方でした。昭和村・三島町・金山町は停電や断水もして生活にも支障がでています。

 只見町は申し訳ないくらい雪の被害は出ていません。このくらいの雪は通常なものですから……。一度に降ったので除雪は少々難儀でしたが驚くには値しません。只見は雪に免疫ができているのでしょう。入叶津の今朝の雪の様子です。(潤)

滝湖の白鳥2010.12.20

滝湖の白鳥

 天気の良さに誘われて滝湖に行ってきました。先日は7羽しか見つけられませんでしたが20数羽と多くなっていました。強力な鳥インフルエンザが巷では騒がれていますが、滝湖の白鳥は無事に飛び立ってほしいと願います。(夢街道)

玄関上のメケイ八日2010.12.13

メケイ八日

 きのう布沢でいいイタチが捕れたというので受けとりに行ってきました。そしたら玄関先にメケイ八日がかかっているでねーけ。いまどき、めずらしーと思ってパチリ。メケイ八日とは、12月8日と2月8日の年2回、メケイというザルにナンバンやニンニクで人の顔をつくり、玄関先にかけておく年中行事で、疫神を退散させる呪いです。いっぱい穴があいているほどよくて、疫神はそれをたくさんの目があると言って逃げていくのだそうです。この家は、スイノウにナンバンをつけたものです。ここと坂田の某家の2軒くらいがやっていて、今ではすっかり忘れられた行事。絶滅危惧があるのは、生き物ばかりでなくて、暮らしや文化まで幅広く残っているのが只見のよさですね。(イサム)

滝湖の白鳥2010.12.11

滝湖の白鳥

 今日は冬ではないような、眩しい太陽でした。雪の只見のはずなのに雪がありません。滝湖では7羽の白鳥が並んで泳いでいました。(潤)

 滝湖の7羽の白鳥は、オオハクチョウ一家のようですね。昨年から帰られずに1年間只見で暮らしていた白鳥の家族かもしれません。だとしたら1年ぶりの再会。お互いの無事を喜びあったことでしょう。でも、それも来年3月までしか続きません。しばし、家族の憩いを楽しんでもらいたいと思います。

 今年から滝湖で、堆積した土砂を取り除くための浚渫しゅんせつ事業がはじまりました。Jパワーは、自然環境の保全には、十分注意を払い、白鳥が飛来したなら工事は止めるといっておきながら、白鳥飛来後も工事を続けました。白鳥の飛来後、寄岩の現場から飛来地である十島の中州に場所を移して工事を続けていたため、役場の担当課に電話しました。当初計画とおりの場所までやったまでで、あと2日で終わるという回答でした。これでは自然環境配慮というのは建前で、何も言わないでいたら工事を優先していたのでしょうか。今週、電発の担当者が、私の家に来て、白鳥や水辺林について伺いたいという連絡がありました。指摘されて動くというのは、今までと同じですね。やはり、地元の人たちがしっかりしなきゃと思っています。(イサム)

オオウバユリの種2010.12.09

この種は?

 綺麗な袋の中に札束のように、たくさんの目玉柄の、プラスチックのような種が仕舞いこまれています。風が吹くと袋から飛び出して飛び散ります。この種は何の種でしょうか? 教えてください。(T)

 Tさん、オオウバユリですね。枯れてなお魅力的です。インターネットで調べると販売もされています。セピア色の造形が飾り物として好まれるようです。(博)

2010.11.18

へんなきのこ7

 今年はきのこが豊作で、玉子のようなきのこが多く出ました。大きさはニワトリの玉子より1回り大きいくらい。水ふうせんのようにプルプルしています。下からは、根っこのようなものが出ています。さて、このへんなきのこはなに? へんなきのこ7は、スッポンタケでした。玉子の中から、スッポンの頭のようなきのこが出てきます。これもたいへん臭く、ハエがたくさん集まってきます。ハエが胞子をばらまくようです。今年はへんなきのこが多い!(イサム)

スッポンタケスッポンタケ

ハクビシン2010.11.17

ハクビシン ゲット!

 ほしかったハクビシンをゲットしました! 全長110cm、重さ5.3kgの雌です。まるまると太っていて毛並みも美しい。11月14日午後11時すぎ、お客の送迎の帰り道、南会津町下山の国道289号線上で見つけました。ジャコウネコ科ということから帰化種にされていますが、ここ20年くらい前から急激に増えだした動物です。年末ころにはいい毛皮ができるかな。(イサム)

サンコダケ2010.11.13

へんなきのこ6

 いつか見たいというきのこに会ってきたずや。サンコダケです。黒谷入の栗林のなかに出ていたずや。タコの足がくっついたような奇妙な形。足はスポンジのようにすかすか。そして、えれー臭えー! シッコが腐ったような悪臭じゃ。んじゃども、こういうキャラ好きだな~。(イサム)

黒い生き物2010.11.11

黒い生き物

 先月24~25日南会津サポートクラブ主催のサイクリングの途中で 黒い生き物を見ました。森林の分校で食事後、坂田を下り亀岡方面に向かう伊南川沿いの道すがら、林道日宮沢線の入り口をすぎたあたりでした。川の中州を横切る黒い生き物!

 幸いにして距離もあり、こちらは川の側道ともいえる高い位置からの観察が出来たのです。カメラを首からぶら下げていたので 夢中でシャッターを。なんたって、熊さんは初めての遭遇です。(kurikin)

 クマが人里にくるようになったのは、人間をこわがらなくなったからではないでしょうか。つい最近までクマのいちばんおそろしい敵は人間だったのに、最近はクマをみて人間の方が逃げ出すようになってしまいました。地位の逆転です。これが最大の要因だと思っています。次に、放し飼いの犬がいなくなったこともあるでしょう。一昔前なら、うるさく吠えまくる犬たちが人家にうろついていたのですが、今は首輪をして猫のようにおとなしくなっています。家のそばのカキも、以前ならすべてもぎとり、渋柿ならさらして、食べていました。それが今ではクマを呼び寄せるエサみたいになっています。クマもサルも、里にはおいしいものがあることを学習してしまいました。

 一方、人間のほうはといえば、みんなサラリーマンになってしまい山には入らなくなりました。柴刈り、ボタッキ伐りといった燃料の採取はやめてしまいました。カッチキ(刈敷)刈り、ヒクサ(干草)刈り、カヤ刈り、スゲ採り、マタタビつる採りをするために山に入るということも少なくなってきました。人間のなわばりだった里地里山が消失し、そこをクマやサルに乗っ取られた感じです。漫画的にいえば、クマやサルのなわばりとなった山野に囲まれて人間が暮らしているような状況になってきたのではないでしょうか。

 そんなわけで、これからは山の実の豊作凶作に関係なく、クマが里にいつも下りてくるようになるのではないかというのがわたしの見方です。(イサム)

癒しの森で除伐2010.11.09

癒しの森で除伐

 おととい日曜日に、まだ行っていなかった癒しの森を金山町横田側の入り口から登ったら、只見町側の森が里山のように除伐されていました。「癒しの森」でこのような除伐をしていいのでしょうか? 驚愕です。

 天気も上々るんるん気分でブナの大きな倒木があちこちにあり年季の入った森に浸って歩いていたら、下草が刈られて全くなくなり、あげく太い木だけ残してあとは全部伐り倒してありました。どこが道なのかも分からないぐらいで、結局、松坂峠への道が分からず、新しくつくってあった布沢の森林の分校の裏に出る道に迷い込んでしまいました。

癒しの森で除伐 どうやらこの道をつくったときに、里の人工林でする除伐をそのまま施業したようです。「森林環境交付金事業」という表示が誇らしげに布沢側の入り口にありました。……なんてこった。奥山で「天然林」を売り物にしているブナ林やミズナラ林を里山の人工林のように小径木まで除伐するというのは暴挙でしょう。「自然首都」なんて聞いてあきれます。

 伐倒した木はそのまま残されて地面が見えません。これでは春になっても下草が芽生えることができません。来春はきっと、「癒しの森」の天然林の一角にサバンナのような場所が出現することでしょう。そこは、ブナの森の只見町です。……悲しいです。(ゆた3)

今朝の大堀払い2010.11.07

絶滅危惧種が水を止める!?

 きょう午後12時20分頃、只見字新町付近の国道252号線路上で、長さ60mにわたって側溝の水があふれだしました。紅葉見物の自動車が頻繁に通りましたが、水しぶきをあげてのノロノロ運転となる始末。絶滅危惧種のクロカワゴケが原因です。クロカワゴケとススキ、ヨモギ、コアカソなどの草本がコラボレーション。側溝をふさぎ、グレーチングを持ち上げてあふれ出ました。草のすきまをクロカワゴケがびっしりふさぎ、側溝をせき止めたのです。今朝、大堀払いが行われ、土手の草や用水溝内の土砂を取り除いたのですが、その残渣が流れ着いてこのようなことになりました。近所、区役員総出で回収して、軽トラック2台分のクロカワゴケと草のかたまりを只見川に捨ててきました。今年の異常猛暑で大発生? それにしても只見は絶滅危惧種の量が多すぎる!(イサム)

でっかいマツタケ2010.10.24

マツタケ豊作

 今年の只見のマツタケは、30年ぶりの大豊作だそうです。きょう某集落の山から採れたマツタケは、直径21cm、高さ28cmもありました。みなさんに眼の保養だけさせましょう。モデルは八重歯がかわいいAKEMIちゃんでした。(イサム)

アマガエル発見2010.10.23

アブラゼミとアマガエル

 今日の午後2時過ぎ、サルスベリの木でアブラゼミが鳴いているのを長女がゲット。網の中でも手の中でも狂い鳴きだったそうです。そして今朝、2階の網戸の内側でアマガエルを発見。網戸の内側なのでカエルに帰れなかったにしても、いまの時期ありえません。これもスーパー猛暑の影響?(イサム)

セグロセキレイ2010.10.16

セグロセキレイの不思議

 只見で見られるセキレイの仲間には、セグロセキレイとハクセキレイとキセキレイの3種がいます。このうちハクセキレイは、30年ほど前から見られるようになった鳥で、それ以前はいなかったのですが、今ではいちばん多い鳥となってしまいました。キセキレイは、春に人里で繁殖を終えると、夏は奥山の渓流に移り、秋にまた里に下りてきて、冬はまたどこかにいってしまいます。

 問題はセグロセキレイです。この鳥は、春と秋、川や人家ちかくに飛んできますが、夏と冬は見られません。堅雪のはじまる3月中頃ころから5月ころまで見られ、夏季にはいなくなり、また10月ころから姿を見せ、真冬にまたいなくなります。たしかに繁殖はしているのでしょうが、姿を見せない時期、いったいどこにいるのでしょうか? だれか知っている方、教えてちょうだい! ちなみに、セグロセキレイは日本固有種で、海外からのバーダーが見たがる鳥です。(イサム)

ホコリタケ2010.10.08

へんなキノコ5

 ホコリタケは、おもしろい! ちょっと押すだけで、ポッとけむりのような胞子を吹きだします。しばらく遊んでいられるきのこです。どこにでもありますが、これは大赤沢のブナの倒木にいっぱいありました。(イサム)

只見湖の白鳥2010.10.05

只見湖の白鳥

 今年の春、北帰行できなかったオハクチョウが只見湖にいます。イヌワシ、キツネ、テンという天敵もいますが、無事でいてほっとしました。スーパー猛暑の只見で、食べ物を食いつないで1年目を迎えるのです。もう、ホシハジロ、キンクロハジロ、ヒドリガモなどの冬鳥もたくさん来ています。あと1カ月もすれば、このオオハクチョウの家族がやってきます。1年ぶりの再会です。家族のきずながつよい鳥ですから、コーコーと鳴き交わしてよろこぶことでしょう。対面の瞬間を見てみたいものです。(イサム)

テングタケ2010.10.05

へんなキノコ4

 テングタケです。近所のS家宅の庭に群生していました。「食後、精神錯乱、視聴覚障害など4時間以上興奮状態が続いたあと深い眠りに落ちる。嘔吐する程度で死ぬことはめったにない。24時間以内に回復する」とあります。これはけっこういけるかも。(イサム)

オオイチョウタケ2010.09.22

へんなキノコ3

 オオイチョウタケです。丸い大きな傘を広げて群生しています。ろうと型になった傘のくぼみには、水がたまっています。只見字新町のお不動様境内にたくさん生えていました。傘の直径は25cmもある大柄な白いキノコです。味は美味とのことですが、ブナセンターの企画展用標本として展示しましたので、そちらでご対面ください。(イサム)

黒谷川のマムシ2010.09.21

黒谷川のマムシくん

 9月18日~19日で、黒谷川の本流で遊んできました。18日の昼過ぎに、先頭を歩いていた友だちが流れの脇のブナの倒木を越えようとして、悲鳴をあげました。目の前でマムシくんが、とぐろをまいていたのです。そして翌日、朝10時ころ、まったく同じ場所で、まったく同じ格好のマムシくんを発見。その時の写真です。

 撮影のため近づいてもビクともせず、まったく悠然たるものでした。(クマ)

オオワライタケ2010.09.21

へんなキノコ2

 青少年旅行村のオオワライタケです。西バンガローちかくのナラ林内に生えています。ナラの切り株にモリモリと傘をひろげていました。いっぱい食べると、「幻聴をともなう精神の異常興奮、狂騒状態になる」らしい。ただの大笑いではすまないようです。少量食べたら、ホホエミタケになったりして…。こっちも気持ち悪―。(イサム)

カラカサタケ2010.09.18

へんなキノコ1

 只見町ブナセンターで、10月から秋の実り展が開かれます。いま、その展示品を集めていますが、きょう、ご紹介するのはそのひとつ。カラカサタケです。唐笠を開いたような端正なキノコ。自宅裏のスギ林のなかに生えていました。高さは25cm。かさはやわらかくてスポンジのようです。林のなかでよく目立っていました。食用だそうですが、実物標本を企画展にまわします。(イサム)

ハリガネムシ2010.09.15

【へんないきもの38】ハリガネムシ

 夕方、ミンジャ(台所)に迷いこんだスズメバチをはだいて退治したぞや。しばらくたって見でみると、内臓のようなものが出でんでねーの。んじゃども、サキッポが動いでる!?  もしやと、楊枝で引っ張ったら、出できた! 出できた! ハリガネムシ!

 長さを測っだら、95mmもあっつぉー! よく、蜂の体ん中に入ってだもんだ。カマキリが宿主だと思ってだどもスズメバチにも寄生するどは初耳だ。きょうは、前代未聞の発見をしたぞや。(イサム)

至福のアマガエル2010.09.12

至福のアマガエル

 ムシムシするので、玄関に出たら、羽アリが外灯にいっぱい集まっていました。そのなかに黒いかたまりがあります。よく見たら4匹のアマガエルでした。アリが身体じゅうについています。そして、眼の前にきたアリくんをパクン、パクンと食べていました。おなかはもうはちきれそうです。まさに、ごちそうの海! 今が至福の時かも。(イサム)

2010.09.09

[落鳥情報]ゴイサギ

ゴイサギ きょう、ゴイサギの成鳥をゲットしました。只見養魚場の池の上に張ってある釣り糸にからまって落命したものです。夜行性なので、人目につくことがない鳥です。幼鳥はよくいただくのですが、大人ははじめて。赤い眼に黒いベレー帽をかぶり、純白の胸と腹はなかなかダンディーでねぇの。しかし、もう冷凍庫に入りきれねえー!(イサム)

クロマドボタル2010.08.11

クロマドボタル

 ゲンジボタル、ヘイケボタルも終わり、クロマドボタルの季節となりました。今夜、青少年旅行村でゲットしたクロマドくんです。暗闇でほの白くまたたく光は、異次元の世界。不思議な気分になります。(イサム)

2010.08.10

ナラ枯れ

 きょう、只見の新たなナラ枯れを発見しました。柴倉山です。あの巨木コナラのあがりこがあるあたりが、広く赤茶けていました。おそれていたことが現実となってきました。巨木コナラが枯れてしまわないうちに、和次郎さんの調査を終わらせなければなりません。伊南川では、楢戸の裏から肘折の裏山まで広がっていました。恐るべし!(イサム)

2010.08.06

タケカレハ

タケカレハタケカレハの卵 朝に部屋のブラインドに何かの卵が産み付けられているのを発見しました。窓枠にもあって、10個位ずつ数ヶ所に固まって一列だったり積み上げてあったり。その前夜、部屋に蛾が入って来たのですが、その蛾がサッシの下で死んでいました。蛾はタケカレハのメス。部屋に入ったその夜に、産卵して死んだようです。卵にある目玉の模様を撮りたくて、下に落ちてる一つを被写体にしました。虫眼鏡を通して撮影しているので分かり難いかもしれませんが。(潤)

ムラサキホコリタケの仲間2010.07.27

【へんないきもの37】

 またまた、変形菌。きょうは和次郎さんと金山町三条にある杉の天然林に行ってきました。ブナ林のなかに林立する天然杉は素性がよくて人が管理しているようにりっぱでした。ブナとの相性がいいんだなと思いました。さて、その帰り際、ブナの倒木上に2種類の変形菌を見つけました。ひとつは、へんないきもの32で紹介したススホコリの仲間らしきもの、そして、もうひとつがこれです。ムラサキホコリタケの一種だと思います。子実体をつくっていて、触れると胞子をさかんに飛ばします。変形菌、粘菌、冬虫夏草ばかりでさっぱり興味がわかない方、アニメの風の谷のナウシカはこれからヒントを得た漫画です。今度、山に入ったら、ぜひ、ご堪能ください。摩訶不思議ワールドです。(イサム)

2010.07.26

アブラゼミとツクツクホウシ

 今日、只見高校でアブラゼミとツクツクホウシが鳴きました。ツクツクホウシは今年初めてです。アブラゼミは先週20日が初確認です。今朝、姿を見るまで確信が持てませんでした。(ゆた3)

2010.07.25

オオアカゲラ

オオアカゲラお腹オオアカゲラ背面 きのう24日、彰さんが自宅玄関先に落ちていたという鳥をもってきてくれました。オオアカゲラのオスの成鳥です。めずらしいです。奥山に住む鳥で、数も多くはありません。冬ならいざ知らず、真夏の最中になんで里まで出てきて、ぶつかったんでしょうね。きょうの午後、しばらくの間堪能させてもらいました。(イサム)

2010.07.21

ホタル情報6

 今日も近くのホタルを見てきました。黒沢の田んぼでヘイケ22、ゲンジ2。橋のところでゲンジ6。17日のホタル観察会の時はヘイケが50ぐらい、ゲンジが30ぐらいいたと思うのですが、激減しました。三ツ石神社駐車場付近の「ホタルのなる木」もヘイケが7つぐらいでした。

 只見地区では、ホタルの季節は終えんのようです。(ゆた3)

カニらしきもの2010.07.21

カニらしきもの

 今朝仕事場を掃除中に発見。カニらしき物ですが、こんなところにもいるのでしょうか。川に住むザリガニなのでしょうか?

 19日の夜、誘われてホタルを見に行ってきました。入叶津には沢山いました。終了後、車を取りにヤマサ商店に戻ったら「クロマダラ」の親がいました。(潤)

「カニらしきもの」ですが、写真では大きさが分かりませんが、赤色タイプのサワガニのように見えます。近くの沢や湿地にいるものが迷い込んだのでしょう。(ゆた3)

変形菌の子実体2010.07.18

【へんないきもの36】

 きのうに続いて、粘菌こと変形菌の第2弾。きょうお見せするのは、変形菌の子実体しじつたいです。アメーバのように広がって栄養をたくわえたのち、ダンゴ状の子実体をつけて胞子を飛ばすのです。胞子は、地上で発芽し、単細胞のアメーバとなり、その後、合体して変形体として活動します。まったく奇妙キテレツな生き物です。なんという名前の変形菌かはわかりませんが、こんな生き物が住む地球ってすばらしい!(イサム)

変形体2010.07.18

【へんないきもの35】

 布沢恵みの森探検の続報。これぞ究極のへんないきもの! 今回は変形菌です。アメーバのように動きまわることもあれば、キノコのように胞子も作るという、動物でもなく、植物でもなく、キノコでもない不思議ないきもの。粘菌ともいわれ、かの大博物学者、南方熊楠(みなかた・くまぐす)が愛してやまなかった究極のいきものです。この写真は、変形体で、樹の表面を網目状に這いまわって、お食事中のところです。這いまわるといっても動いているようには見えません。何時間もかけてゆっくり移動しているのです。こんなへんないきものを愛した熊楠先生はなんてすてきな方なのでしょう。(イサム)

ヨコバイタケ2010.07.18

【へんないきもの34】

 きょう、ふくしま生き物探検隊と冬虫夏草探しをしました。いちばんの収穫は、これ。ヨコバイタケです。布沢恵みの森、トチノキの葉の裏で見つかりました。ヨコバイに寄生した冬虫夏草。福島県では初記録だそうです。山形県の最上町が南限でしたが、一気に只見まで来てしまったらしい! 1個体しか確認できませんでしたが、貴重な発見。きのうときょうの2日間で13種類の冬虫夏草が見つかりました。調査にあたった日本冬虫夏草の会事務局長の貝津さんは、只見の自然は奥深いと感嘆していました。ほかにも、へんないきものがいっぱいいました。あす以降、報告します。(イサム)

2010.07.18

ホタル情報5

 今日、毘沙沢で蛍を見ました。沢筋に十数匹でしょうか。例年今頃から見かけるような気がします。里よりはだいぶ遅いですね。草が茂るので川に近づけないので種類は良くわかりません。林道からの確認です。茂みに、光る虫、何と言う名前でしたっけ。数匹確認できました。(博)

 黒沢でゲンジボタルが初確認されたのが6月13日ですから、1か月くらい遅いんですね。毘沙沢はこれから楽しめますね。「茂みに光る虫」はきっとクロマドボタルの幼虫のことではないでしょうか。青っぽい弱い光です。点滅しないのですが、虫が動くので、あたかも点滅しているようにみえることがあります。(ゆた3)

オオバホタル2010.07.14

昼間に飛ぶホタル

 日曜日に田子倉の浅草岳登山道で発見。そしたら次の日に、学校の窓から入って、すぐにまた飛んで行ってしまいました。

 この子は光りません。名前はオバホタル。もしかするとオオバホタルかもしれません。(ゆた3)

2010.07.12

アカショウビン

 朝食時、窓ガラスに、ドンと何かがぶつかりました。アカショウビンです。

 6年前には2羽が死にました(写真左)。今回はカメラを構えると同時に飛び立ちました(写真右)。やれやれ。(博)

飛び立ったアカショウビンアカショウビン

クマタカ2010.07.08

クマタカじゃ~

 今朝、午前7時20分、町下橋でブロッケンの写真を撮っていたら、頭上に大きな猛禽が舞っていました。クマタカです。それもりっぱな成鳥。青空に白い鷹斑(たかふ)がまぶしいくらい。今日はいいことがあるかな。(イサム)

只見ダムのブロッケン2010.07.08

今年のブロッケン

 今朝、日差しが強かったので、もしやと思ってブロッケンを見に行きました。常盤橋、町下橋、只見ダムすべてパーフェクト。写真は、只見ダム湖岸で撮影したもの。午前7時55分でした。湖にブナの山並みが映ってベイリー ビューティフル! ぜひ、一度はご覧ください。(イサム)

ライオンみたいな蛾2010.07.06

【へんないきもの33】

 さて、今回のへんないきものはいかが? 庭に飛び出すライオンタマリン?! かと見間違えました。ライオンタマリンとは、ライオンのようなたてがみをもつ小さなサルです。実はこれ、なんと蛾!でした。黄金のたてがみをしたライオンそっくりです。きょうは開眼しました。蛾はおもっしぇーぞー!(イサム)

2010.07.05

ヒグラシ

 今、只見高校の近くでヒグラシが鳴いています。今年初めて聞きました。(ゆた3)

2010.07.05

【へんないきもの32】ヘビトンボ

ヘビトンボ 皆さんにとっては珍しくないかもしれませんが、結構大きくてインパクトあったし、私には「へんな生き物」でした。湯ら里の入り口の灯りに来ていました。 写真を撮れなかったので、Mushi Naviにある写真を添付します。(潤)

2010.07.04

ホタル情報4

 さきほど、黒沢の田んぼにKさん、Aさんと行ってきました。今年はでないのかなぁと思っていたら、……いました。それも沢山です!  田んぼにヘイケが100匹ぐらい、山側にはゲンジが130以上も飛んでいました。(ゆた3)

2010.07.04

只見にバンビ

 叶津中ノ平にて鹿に遭遇しました。午後8時でした。同じ場所で前にも見ました。そんなことはないと言われていましたが、ほんとのバンビでした。(夢街道)

 いつも新鮮な情報ありがとうございます。バンビが見られたことを手放しに喜ぶことはできません。子鹿ということは、今年、只見で産まれたということです。これは問題です。本来生息していなかった地域に、大型の哺乳類が進出してくるのは、生態系にすくなからず影響を及ぼすからです。たとえば、森林の下草を食べることによる土壌流出、ゼンマイをはじめ山菜類や樹木の樹皮の食害です。これらは、個体数が増えてくれば必ず起こる問題です。すでに日光戦場ヶ原が裸となり、尾瀬に迫っています。丹沢では、森林の裸地化が深刻となっています。なにがこのような現象をもたらしたか。温暖化、オオカミという天敵がいなくなり、ヒトは殺さなくなってきました。なにもかも、生態系を変えているのは、わたしたち人間です。(イサム)

 バンビならニホンジカでしょう。尾瀬に出没していますから、只見までも進出してきたんですね。イサムさんのメールにもありましたが、ニホンジカが増えると林の下生えが食べられて草刈りをしたようになってしまい、種類によっては枯れてしまうようです。ですが、ニホンジカはひざを越える積雪があると雪の中で立ち往生して死んでしまうと言われていますので、只見で繁殖したのではなく、只見の近くで繁殖した個体ではないでしょうか。とはいえ、シラネアオイを好んで食べるというウワサもあるので、採食の影響がないか注意していった方が良いと思います。(ゆた3)

 ニホンジカは、只見で繁殖、越冬しています。だいぶ前になりますが、杉沢で生まれて間もない子シカの目撃例があります。冬は塩ノ岐川や余名沢などの沢沿いに集まっているようです。2000年前の大倉、窪田遺跡からもニホンジカの骨が出土しているので、そのころは食べられていたのでしょう。縄文当時、雪はたくさん降っていたことでしょうから、ニホンジカは北上しては繁殖し、絶滅するということを繰り返していたのではないでしょうか? イノシシも冬期、捕獲されていますから、積雪の深さでもって生息が可能、不可能という線をひくのはむずかしいのかなと近ごろ考えています。生き物はもっとしたたかというのが実感です。(イサム)

カタクリ2010.07.03

カタクリの花

 まだ雪の残る入叶津でカタクリ見っけました。(夢街道)

ホタル2010.07.02

ホタル情報3

 夜9時すぎ、大倉のつつじケ丘運動場近くの田んぼを1匹のゲンジボタルが飛んでいました。それがこの1枚。みなさんのお陰で町内でのホタルの生息状況のおおよそがわかりました。結論からいえば、個体数の多寡はあるものの町内どこでにでも見ることができるようです。そして、ヘイケボタルとゲンジボタルの見られる場所もわかってきました。ヘイケは田んぼのある場所、ゲンジは田んぼと山すそが接する山ぎわ付近です。人里はヘイケ、山ぎわはゲンジということになります。生息場所をすみ分けている結果です。(イサム)

2010.06.28

ニイニイゼミ

 今、只見高校でニイニイゼミの鳴き声を聞きました。今年初めてです!(ゆた3)

2010.06.17

ホタル情報2

 今、黒沢でゲンジボタルを2匹発見!

 葉にとまったままで飛びません。寒いのかな?(ゆた3)

2010.06.13

ホタル情報1

 夜8時ころ、黒沢の自宅のまわりでホタルを見ました。

 私は今年初めて。1まわりしてみましたが、この1匹だけでした。ゲンジホタルだと思います。(クマ)

 初ホタル発見情報ありがとうございます。私も昨晩8時過ぎに黒沢の田んぼでホタルを探しましたが見つかりませんでした。(ゆた3)

トノサマガエル2010.06.12

【へんないきもの31】

 きょう、森林セラピー講座で大倉のツツジ公園に行ってきました。ここの池には、トノサマガエルがいっぱい。一頃、見られなくなった時期もありましたが、最近は回復基調です。あと、前回の【へんないきもの30】は、キバネツノトンボでした。ウスバカゲロウに近いツノトンボ科の昆虫です。(イサム)

 今回の写真、「トウキョウダルマガエル」ではないでしょうか?(公一)

 たしかに斑点が独立していて、トウキョウダルマガエルのようですが、トノサマガエル独特のぶつぶつ突起が発達しています。この個体のお腹は確認しませんでしたが、只見地方のものは斑点がなくてきれいです。県内のトノサマガエルとトウキョウダルマガエルの生息分布は、稲葉さんが調査していますが、只見川流域は、トノサマガエルのようです。中間個体もあってむずかしいところですが、現在までにトウキョウダルマさんは確認されていません。(イサム)

2010.06.11

ツバメの巣立ち

 高校の北側の電線にツバメの巣立ちビナが5羽、とまって親からエサをもらっています。(ゆた3)

これはなに?2010.06.10

【へんないきもの30】

 きのう、南会津緑化推進委員会の授賞式の会場を飛んでいた虫です。いったい、これはトンボ? はたまた蝶? 触角の先っぽが、ロボットのアンテナみたい。翅には、黄色いマークが入っていてかっこいい! ちなみに翅は4枚です。さて、これはいったいなんでしょう?(イサム)

2010.06.09

滝湖に白鳥続編?

 只見高校の鈴木校長からの情報提供です。今朝7時15分頃、白鳥が只見湖にいたそうです。夢街道さんの写真を見せたら、同じような感じだったとのこと。滝湖の個体が移動したのかもしれません。(ゆた3)

滝湖に白鳥2010.05.29

滝湖に白鳥

 29日10時半頃、滝湖に白鳥が1羽いました。(夢街道)

 情報ありがとうございました。白鳥がいることは知っていましたが、種類がわかりませんでした。オオハクチョウ成鳥のようです。おそらく、翼を痛めたか、体調不良で帰れなくなったものと思います。家族単位で行動しますから、別れ際は悲しかったことでしょう。衰弱して飛べない状態なら別ですが、いまは見守ってやるしかありません。(イサム)

2010.05.29

アカショウビン

 今朝、アカショウビンの鳴き声で目を覚ましました。

 この春初めて、毘沙沢で聞きました。(博)

テンに遭遇2010.05.25

バードウオッチング

 バードウオッチングに参加しました。野鳥はミサゴほか22種類を確認。帰り道、中ノ平地内で手負いのテンに遭遇。手負いのため、動作が鈍く写真を撮ることができました。

2010.05.25

黒沢でアカショウビン

 今朝、黒沢でアカショウビンが鳴きました。今日から我が家の田植え。手植えだから何日かかかります。くもりの日は、昼間でも鳴いているから、アカショウビンの声を聞きながらの田植えになるかもしれません。(クマ)

シロマダラ2010.05.24

シロマダラくん

 5月22日、弘さんからヘビが届きました。弘さんが熊の足跡と一緒にウェブに掲載されたものです。シロマダラの幼蛇でした。これは入叶津字中ノ平の建物内で発見されたもので、青少年旅行村・大倉の余名沢・梁取・下福井・寄岩に続き、町内6か所目の確認地となりました。けっこう多く生息しているようです。ただし、成蛇は旅行村だけで、ほかはすべて幼蛇です。翌23日、自宅裏の杉林内で撮影会をしました。たいへん気の荒いヘビで、鉛筆くらいの身体ですが、鎌首をもたげて、なんども噛みついてきます。カメラのレンズに向かって、かかってくるのです。その中で、興味を引いた行動が添付の写真。

 頭を持ち上げて、頭頂部をこちらに向けて静止する行動をとりました。平坦な顔をこちらに向けるより、頭を大きく見せて威嚇しているように見えました。こちらの執拗な撮影にもけっしてひるむことなく、抵抗し続けたシロマダラくん。脱帽、敬服いたしました。超クローズアップを撮らせていただことに感謝しながら、そっと離れました。(イサム)

ヤマトゴキブリ2010.05.24

ヤマトゴキブリ

 只見高校の階段で死んでいるのが見つかりました。ヤマトゴキブリのようです。外来種がはばをきかせているなか、これは日本在来種です。只見はゴキブリも在来種なんですね。さすがです。(ゆた3)

 只見町には、屋内に生息するゴキブリはいません。冬が越せないようです。食品パックに入って発見されることがよくあります。只見高校で見つかったものも、よそから入ってきたものでしょう。以前、夢街道さんが撮影されたゴキブリは、朽木に発生する種類だそうで、こちらは只見在来種のようです。(イサム)

2010.05.21

熊の足跡と蛇

 昨夜、猫が家の中で捕まえました「蛇」です。長さは20cmぐらいでしょうか。太さは鉛筆ぐらいです。

 右の写真は、熊の足跡です。(夢街道)

シロマダラ

クマのふん2010.05.16

クマのふん

 今日の午前中の町民ハイキングでクマのふんありました。足跡も鮮明に残っていました。生き物でなくてすみません。(夢街道)

 冬眠から覚めたばかりのクマのうんこは、黒いですね。うんこと一緒にクマの足跡も撮ってほしかったです。大きさが推定できます。(イサム)

なんという鳥2010.05.13

何という鳥でしょう?

 今日の午後、高校の窓ガラスにぶつかって死んでいるのが見つかりました。最近、渡ってきたばかりのようです。勇さんに同定していただきました。さて、何という鳥でしょうか?(ゆた3)

キバナノアマナ2010.05.12

キバナノアマナ咲く

 9日に黒谷へ行ったら、キバナノアマナが咲き始めていました。カタクリ、フクジュソウ、キクザキイチゲ、キケマンの花も咲いてました。いいところですねぇ。(ゆた3)

カワセミの頭部2010.05.12

カワセミ

 昨日、只見養魚場のO氏が、生きたカワセミを持ってきてくれました。今朝、養魚池を歩いていたら、突然、肩にぶつかって池にポシャンと落ちたのをひろって箱に入れておいたのを忘れていたということです。晩酌後、思い出して仕事場にもどり持ち込んだものです。ヤマメの稚魚をかすめ取る憎きカワセミですが、かわさゆえの恩赦でした。あしたの朝、撮影後、放鳥します。

 今朝、捕らわれのカワセミを放鳥しました。ここでそのクローズアップ写真をお見せしましょう。まさに飛ぶ宝石! チョーきれい! 幸せ!(イサム)

2010.05.12

高校のツバメが抱卵

 カワセミはきれいですね。無事に生きのびて、子孫を増やしてくれるといいですね。

 高校のツバメが抱卵に入ったようです。皆さんの近くでは、どうですか?(ゆた3)

2010.05.10

ミサゴでしょうか?

 今朝、入叶津で飛んでいました。ミサゴでしょうか?(夢街道)

 いつもめずらしい画像をありがとうございます。ミサゴです。カモメのように白っぽいタカです。田子倉湖や只見湖でよく見かけますが、叶津川も飛ぶんですね。ということは、川の魚群が濃いということがいえるでしょう。ブナセンター上空のミサゴと同一個体かはわかりません。貴重な写真です。オラのよりよく撮れています。(イサム)

ミサゴ

ミサゴ飛ぶ2010.05.08

ブナセンターにミサゴ出没

 きょう、チューハン(昼飯)すぎ、河野先生のカタクリ講演会が終わっでブナセンター出たら、頭の上を1羽のミサゴが舞っていたずや。なんちゅー幸運! 只見養魚場のユワナ(イワナ)をねらっていだみでいだ。オラがあんま騒いだもんで、シモのほうさ逃げっちまったや。先生ほったらがして撮影してだもんで、先生おかんむり。かんべんしてけろ。ツバクロ(ツバメ)と一緒に写っでっから、ずなさ(大きさ)わかっぺや。(イサム)

2010.05.02

オオルリがいっぱい

 いま、近くの林に出かけてみてください。オオルリがいっぱいです。そのほかシメ、キビタキ、クロツグミなどの夏鳥も来ています。ツグミやカシラダカもたくさんいます。ちょうど、夏鳥と冬鳥の入れ替え時期で、どちらの鳥もいっぺんに見られます。いまが1年でいちばんにぎやかかも。きょう撮影した鳥たちをご紹介します。オオルリとシメです。(イサム)

オオルリ

ツバメの巣2010.04.30

たまげた巣!

 まいど、春になると、ツバメの巣作り攻撃が始まりました。家の周囲には、ツバメが巣を作るのを防ぐため、防鳥ネットをはってあるのですが、今日発見したのは、なんと、ネットの中に巣材を運び入れたものです。ネットにすき間が開いていたのがねられました。防鳥ネットを利用したハンモック巣です。これはたまげた巣! まことにかわいそうですが、撮影したあと、撤去しました。ツバメさん、ゴメンなさい。(イサム)

キビタキ2010.04.30

キビタキ

 昨日の夕方、キビタキの死体を只見高校の校舎の犬走りで生徒が発見しました。渡りの途中だったのでしょう。(ゆた3)

キタコブシ2010.04.29

黒谷川の大キタコブシ

 今朝、黒谷川沿いのキタコブシを観察に行きました。現在はまだつぼみです。このコブシは黒谷川のシンボルです。白い花が満開になった時は見事なものです! 圧倒されます。今年もコブシの開花待ち遠しいところです。(カナ)

2010.04.29

ウグイスのさえずり

 今朝、通勤途上でウグイスのさえずりが聞こえました。自分では今年、初めてです。(ゆた3) ここ数日でだいぶ雪が消えてきました。25日の月田農園のお楽しみ会楽しかったですね。ところで、初ウグイス:毘沙沢では26日でした。(博)

雪上にカエルのたまご2010.04.26

雪上にカエルのたまご

 娘が散歩の途中で、雪の上にカエルのたまごがあるのを発見。通報を受けて、さっそく現場を見てきました。なるほど、たしかにカエルのたまごが、5か所ほど散らばっています。近くに水場はなし、土のでている所からは1メートルばかり離れていました。この間のアオサギのように、間に合わなくて、雪の上に産んじゃった?! さて、これは、いったい、何なのでしょう。

ヒント…近くには、オニグルミの木が枝を広げています。

 雪上のたまごの謎は、次のように推測しています。ヤマアカガエルのおかあさんが、雪解けを待ちきれないで、土のなかから這い出てきました。それを見つけた捕食者が、わしづかみして、オニグルミの枝に止まり、頭から頬張ったところ、ブチューっとたまごが飛び散ったものと思われます。その証拠に内蔵がくっついたたまごや血のついたたまごもありました。

 問題は、誰がやったかです。考えられるのは、昼ならトビ、サシバ、ノスリ、夜ならフクロウです。これの特定はできませんが、この時期ならではのワイルドなできごとです。(イサム)

ユビソヤナギ開花2010.04.17

ユビソヤナギが開花

 ユビソヤナギの花が見ごろです。昆虫写真家の今井初太郎さんと伊南川、黒谷川のユビソヤナギの撮影をしてきました。雄株の木の下には、花穂がボタボタと落ちています。(イサム)

2010.04.17

ブナセンターのブログ

 埼玉あらため只見の晶です。夢が叶って、4月から只見町ブナセンターのスタッフとして働くことになりました。

 そして本日4月17日から「ブナと川のミュージアム」がオープンしました。みなさんの意見をいろいろ聞かせてください。お待ちしています。(晶)

カンムリカイツブリ2010.04.14

カンムリカイツブリ

 撮ったど! カンムリカイツブリの夏羽! きんな(14日)のチューハン(昼飯)過ぎ、日が差してきたんで、只見湖さ行っできた。そしたら、夏羽のカンムリカイツブリを2羽めっけ! しょっちゅう、水ん中さもぐるもんで、苦労しだが、なんとか撮ったどー! 黒いカンムリと赤いエリ巻きがなんともシック! んじぇも、こんなことで興奮するのは、オラだけ? (イサム)

2010.04.10

ツバメの巣づくろい

 我が家の事務所の軒先に、ちょうどその頃から、ツバメのさえずりと共に、巣づくろいが始まりました。雪が残っているので早いなと思いましたが、例年どうりなのですね。年に二回ツバメの家族が巣立っていきます。かわいい子供たちの姿から巣立ちまで観察できます。(カズエ)

フクジュソウ2010.04.10

フクジュソウの開花

 お天気に誘われて、黒谷のフクジュソウ群生地へ行ってきました。途中、雪上をかんじきで歩いて行くと、雪解けの斜面にいっぱい咲いていました!フクジュソウは葉より先にまず花が咲くんですね。(ゆた3)

アオサギのたまご2010.04.01

なんのたまご?

 今朝、只見養魚場の池の底に、青い色をした丸い石のようなものが沈んでいました。網ですくおうとしたところ、ぐしゃっとつぶれてしまいました。実は、たまごだったのです。ニワトリのたまごそっくりで、Sサイズくらいの大きさ。でも、池にたまごを産み落とす鳥などいるのでしようか?それに、まだ1メートル以上の雪があるこの寒い時期に……。

 さて、このたまごは、いったい何でしょう?

 正解は、アオサギのたまごでした。サギ類のたまごは、青色のものが多いのですが、今回のは大きさからいって、アオサギです。ただ巣作りも始まらないうちから、腹にこんなにりっぱなたまごをもっているものかなと感心しています。

 このたまごは、養魚池にしのび込んだおかあさんアオサギが、お魚を頂戴して飛び立とうとした際、上に張ってあった網にからまり、あせって力んでしまい、思わずボトンと産み落としてしまった?のかな…などと漫画チックに想像しています。(イサム)

2010.03.31

ツバメが来た

 きょう、午前9時30分、自宅上空で、ツバメが1羽飛び去りました。例年並みです。(イサム)

カモシカ2010.03.30

入叶津でカモシカ

 前に、勇さんと一緒に見たカモシカではないような気がします。

 すみかを変えたのでしょうか。国道を横切って前の山へ入っていきました。(夢街道)

バードカービング作品2010.03.26

遠藤 勇さんの「翡翠展」

 学ぶ会会員のバードカービング作家の遠藤勇さんの「翡翠展」を見てきました。去年も只見に観察に来ておられたので、只見のアカショウビンと勝手に思い拝見してまいりました。(夢街道)

遠藤さん作品フクロウ

2010.03.24

福島県生物多様性推進協議会に出席

 きょうの午前中、福島県生物多様性推進協議会に出席してきました。只見の自然に学ぶ会としての参加です。この会もえらくなったもんだ。これから5回ほど会を開いて、来年度には、福島県生物多様性地域戦略を発表するようです。ようやく、さまざまな生き物がいて、自分たちも生活できるんだということが浸透していくことでしょう。(イサム)

2010.03.15

スズメのお話し

 きょう、午後3時30分ころ、わが家の上をイワツバメ一羽が、ジュビツ、ジュビツと鳴きながら、飛び去りました。只見の春告鳥だな、こいつは!

 でも、ムクドリやカワラヒワはふつうにいるけど、スズメがいない!? かつてうるさいほどいたスズメは、どこへいったのでしょうか。みなさん!スズメ情報をお寄せください。(イサム)

 添付写真は、2008年春に、改修工事で家を失った雀の雛たちです。我が家で養育し、無事に放鳥しました。その雀たちが子孫を残せるよう配慮した結果、約2年が経ったこの冬は我が家のベランダで越冬する雀の姿があります。

 雀の減少は実家(埼玉県)およびイギリス(ロンドン)からの情報で認識しておりました。全国的に巣作りに適した場所が減っていること、減反で田んぼが減っていることなど挙げられていますが、程度の差こそあれ只見でも同様だと考えています。(潤)

 毘沙沢ではこの時期すずめは見かけません。おりしも、只見の童話作家、山内秋生さんの「のきで育ったすずめ」を読みました。冬を前にして、ツバメに憧れ、子すずめが「トコナツの国とかへゆこう」と思うのです。この地にすずめが冬でも生きのびているほうが私には不思議です。(博)

 スズメの話をしたら、今朝はチュンチュンとにぎやかな鳴き声で目をさまされました。数はへったけど、まだいました。

 たしかに、巣作りや冬越しできる場所はむかしにくらべると、少なくなりました。でも、それだけではないような気がしています。以前、スズメが生活していた空間が、いまはハクセキレイにうばわれてしまった感じです。ハクセキレイといえば、ここ20年ほどで一気に増えてきた鳥です。ハクセキレイやムクドリがスズメを追いやったのではないでしょうか? 川でも、30年前にはいなかったアオサギやカワウがふつうに見られるようになりました。これは、鳥たちのニッチ(生態的地位)の奪い合いの結果ではないかなと考えています。同じようなことは、植物でもあります。このような事例は、人の干渉がおよぶ里地里山で顕著です。生き物の世界も時代によって、栄華盛衰があると思います。(イサム)