ワケエがどっさり2018.12.07

ごほうびもらった

 マタタビ採集に行った帰りゲットしました。只見では春から秋まで出るきのこで、ワケエって呼ばれて豆腐汁がうめーぞや。(和子)
 ※ワケエはヒラタケの只見方言です。


モモンガ

2018.12.01

こんだはモモンガだー

 この前のやヤマネに続いて、またまた、布沢字大田の某宅の飼い猫フクくんが捕まえてきたあんだじゅう。絶滅危惧種ハンターだべな。だども、ここ大田では絶滅危惧なんちゅうもんでなぐ、普通種なんだべな。
 そんでまた、死体検分したわげだが、前肢が面白っしえー。指は4本しかねえ。5本目の指、つまり小指は、後ろ向きに長ーぐ伸びでいで、飛膜の中さはいっでいる。そして前肢からつながっている飛膜の端っこを支えている。これはバンドリ(ムササビ)もおんなじだあ。
 しっかし、哺乳類の多様性はおもっしえな。空には飛ぶコウモリ、樹木間を滑空するムササビとモモンガ、地上にクマ、地中にはモグラ、水中はカワネズミ。空中、地上、地中、水中の四界にまで進出して繁栄してんのは、昆虫と哺乳類だけであんめーが。(イサム)


ヤマドリ

2018.11.27

ヤマドリだぞや

 ヤマサの順子アネがら、ヤマドリが八十里庵の看板の下で死んどるって電話があったども、あいにく檜枝岐村さいで行ぐようねえどって言ったら、社長の弘あんにゃ自ら届けでけやった。
 「看板さ、ぶつかったんでねーがー」どって言いやっけども、どーもそーではねーな。
 首の骨が完全に折れでで、食道とまわりの筋肉が飛び出だしでいだっけ。んじゃがら持ち上げっと、首がダラっと下がんだで。よっぽど強ぐ衝突したんでもなげれば、こだにはなんめえーな。
 これは、ヤマドリが勢いよく道路さ頭がら突撃しでって、猛スピードの車さ激突しで、撥ね飛ばさっちゃんだど思う。思いっきり頭がらぶつかったんで、首がへし折らっちゃんだべな。壮絶な最後だな。だども、ヤマドリは、野鳥の中でも、激突死する鳥のトップ3には入いんぞや。
 しっかし、ヤマドリって、ほんと、きれいな鳥だど思ったぞや。国鳥は、キジではなく、ヤマドリのほうが絶対いい。翼や背中の模様なんぞは、実にうつくしい! 切り取れば着物なんかのデザインにぴったりだ。しばし鑑賞していだぞや。(イサム)


ヤマビコ2018.11.19

ヤマビコ

 葉っぱを落とした晩秋の山で、ヤマビコを見っけだずや。ふづうは、高ぇ枝の先っちょにぶらさがっていんだが、これは腹より低ぐがっけな。そんじぇいい写真、撮っちゃずや。
むがしの人は、これを家さ持ぢがえり、子めらの背中さ結っつげでおいだじゅう。また、エナギどって生まっちゃばっかの赤ん坊の産着のうしろの首根っこにも、豆ど昆布ど一緒に糸でつないでつけどいだじゅう。どっちも、風邪をひかないどか、健康を願ったあんだ。これ以外の用途は聞いたごどねぇな。どーも、ヤマビコは子めら向けのよーだ。
 なに? ヤマビコっちゅうは、なんだど? それは只見町史「民俗編」で調べっけやれ。(イサム)
 ヤマビコを調べました。ただし只見町史「民俗編」を持っていないので町史資料集の5「会津只の方言」で。
 写真を見て思いましたがやはりウスタビガの繭でしたね。しかしどうして只見ではこのような使い方をするんですかね? ウスタビガのウスタビは漢字で「薄手火」で、提灯を意味するそうです。(あーきらー)


タマタビ採り2018.11.15

タマタビ採り

 晩秋のユキツバキと落葉樹の林でマタタビを採集してきました、只見らしいな。(和子)


ニホンジネズミ2018.11.01

ニホンジネズミだぞや

 こずえさんからもらったニホンジネズミだぞや。これも幼獣。叶津番所の裏で死んでたのを拾って届けてくっちゃ。一見、モグラの仲間のヒミズに似でるども、尻尾が長ぐで、足指も細い。普通にいんども、ながなが捕まんねーあんだ。
 この前のコノハズクといい、気持ち悪がるごどもなく、なにかと思って興味をもつこと。これがいちばん大事だど思う。なにか死んでるというだけで、気にかけることもなけば、確認記録もなく、それっきり。てなわけで、こずえちゃん、エライ! この次は、なにかな?(イサム)


空っぽのブナの殻斗2018.10.26

コノミが大豊作になっど、ネズミが大発生!

 「コノミ」っちゅうは、ブナの実のごんだ。これを東京のほうで展示してえっちゅうごんで、あっちこっちさ行って拾い集めでるどごだあ。
 今年はブナの実が大豊作。山さ、行ったら、ばーがいっぺえ採れっぺど思って行ったども、ほどんどねえ。殻斗っちゅう殻はいっぺえ落ちでんだども、肝心の実がねえ。仕方ねえがら、里さ植えらっちゃブナの木さ行って見だ。こごは、たいしたいっぺえ落ぢでる。
 なんで、山では実が落ちでなくて、里さ来っと、いっぺえ落ちでんのが? その原因は、ネズミの仕業であんめえがど思っでる。つまり、山のブナの実は、地上さ、落ぢっと、ネズミにさっさど食われっか、運ばれっちもう。だがら、すんまなくなっちもう。一方、里のブナは、ネズミの生息密度が低いがら、食われる機会が少ない。おかげでブナの実はザクザク拾えるどいう訳だ。
 今年は飽食しだネズミどもが大繁殖しで、大発生すっベーぞ。来年になっど、山がら家の中までネズミであふれっぺど思うぞや。みんな覚悟だぞや。(イサム)


クロサンショウウオ2018.10.23

家の前の土手に…

 きんな、家の前の土手の草を引っこ抜いていたら、びっくりした。なんでこんなところにいるんでしょうか? クロサンショウウオかトウホクサンショウウオだと思うのですが、おらには区別できません。どなたか教えてください。 (ゆたじー)
 「あまり大きくなさそうなのと、背中が茶色っぽく体側に白い点が見えるので、トウホクサンショウウオだと思います。クロサンショウウオの場合はもっと大きくて体の色が均一です」と吉川さん(国立科学博物館)が同定してくれました。(和子)


ヤマネ2018.10.23

またまたヤマネです

 「おらいの猫が背中に黒い線があるネズミのようんがな捕まえできたんだで」っちゅう電話がきんなの夜、かがってきた。「それってヤマネだべがら、取りに行んがら置いどいでくんつぇ」どってゲットしたあながこれ。只見町最奥の集落、布沢の大田の家だったずや。幼獣で、はぁ(もう)、死んでだっけ。
 さっそく、屍体いじり開始。まず、前足の親指が退化して痕跡化しちまっているな。つまり4本指だぁ。あど、肉球がよぐ発達しでいる。これは、木の枝さ、ぶらさがって移動するにはあんべぇいいんだべな。体重15.5グラム。まあ、なんといってもめげぇ生き物だな、ヤマネは。(イサム)


伊南川沿いに飛ぶミサゴ2018.10.06

今日のオスプレイ

 今日の午後2時から3時ごろ伊南川上をオスプレイが飛行しました。1羽が上流より飛来し、舘ノ川集会所前で魚を捕獲したのち再び上流側へと飛行していきました。また、もう1羽が楢戸橋街灯へ止まった後に魚を捕獲し、ハヤブサを追い立てながら下流側へと飛び去った模様です。(朗)
 おんなじオスプレイでも、こだオスプレイの飛来なら大歓迎だぁ。戦闘機は、みんな猛禽類の名前をつけたがんだで。んじゃども、わーが家がら、オスプレイ(ミサゴ)とファルコン(ハヤブサ)が同時に見られる場所は、あんまあんめぇな。(イサム)


2018.10.03

コノハズク
	   コノハズク、ゲット

 コノハズク、ゲットしたずや。きんなの夜、上福井の国道さ落ちでだのを、こずえさんが見っけで回収、今朝、オラのどごさ連絡しでけだあんだ。どごも痛んでねえ、きれいな成鳥。重さ94g。「声のブッポウソウ」どって、こだ小っちえ鳥が、幾山も遠いところがら鳴いでんのが聞こえるっちゅうんだがらすげえな。これがら南の国さ、帰る最中だったべども、惜しいごどしたもんだ。よっぱ写真撮って、ブナセンターさ、預けだずや。来年あだりには、りっぱな剥製になってんべな。(イサム)


2018.09.20

エグリトビケラの卵

 エグリトビケラは水辺の葉に卵を産み付け、雨が降るとその水分を吸ってプルプルのゼラチン状になるそうです(写真)。水につけて観察してみたら、2mm程のちっちゃいのがポツポツと水の中に落ちてました。でかくなった幼虫は、イワナがよく釣れるエサとして釣りに使ってましたが、こんな小さいのを見たのは初めてです。(マスミ)


2018.09.16

只見の山遊び

 六十里越の除草剤散布の話を聞き、東京への帰りは六十里越を選びました。福島県側の道路は除草剤がまかれ、植物が黒褐色に枯れ見苦しい状態でした。新潟県側はこのようなことはありませんでした。ユネスコエコパーク、自然首都・只見としてこれでよいのか。峠を越え大白川に向かう途中でライトグリーの花を沢山つけたコシアブラの大木に出会えラッキーでした。
コシアブラとヤマグルマタマゴタケ 今回、只見の小屋で約2週間のんびり過ごしました。小屋の前のクリ林ではテングタケ、タマゴタケがみずみずしく顔を出していました。黒谷のフクジュソウ平では、オトコエシ、ヤクシソウ、ツリフネソウ、カワミドリ、ナンブアザミ、ミズヒキなどの花が咲き、ナンブアザミにミドリヒョウモンの雄が盛んに飛び回っていました。只見の山遊びは楽しいですね。
 コシアブラの写真をパソコンで等倍表示して眺めていたところ、コシアブラの右隣にヤマグルマが写っていました。ヤマグルマは本来は常緑の高木ですが、浅草岳只見尾根、山頂稜線部では豪雪等の影響で小低木状です。撮影場所は毛猛沢を過ぎた末沢川左岸の斜面で、枝は横に段々に伸びる仮軸分枝で、果実をつけています。たぶん高木ではないかとおもわれます。国道から望遠レンズ(600mm相当)で撮影し、トリミングしています。こんな雪深いところで生育しているとは、感心しました。 (マコモ)


2018.09.10

9月の花暦調査

 今月の花暦調査は、4人。途中、雨が降ってきたので、退散して11時半頃には下山。花はハギぐらいでしたが、キノコがたくさん出てました。帰り道でコナラの木の根元にでっかいキノコの株を発見。食べれそうだけど、よくわからないので持ち帰って、和子さんがキノコに詳しい人に見てもらったところ、オオワライタケと判明! 食べると顔がひきつって笑っているように見えるという神経毒があるそうです。冬虫夏草のサナギタケも発見(写真)。しかも、なかなかの大型でした。(ゆたじー)


ノジコ2018.09.08

ノジコ、ゲットしたぞや

 準絶滅危惧種、ノジコをゲットしたぞや。杉沢の田中さんから窓ガラスにぶつかって死んだ鳥がいるが、名前がわからねぇっちゅう連絡があって、見に行ってきただ。一見、アオジに似でっども、眼の周りの白いアイリング、縦斑の少ない脇腹、黒っぽくない頭部などからノジコと鑑定したずや。
 さえずりも、アオジのさえずりより、ずっと上品で、鈴をころがしたよう。ただ、翼の大雨覆がすべて抜けでいで、換羽中なのがもしんにぇ。秋の渡りの時期になっちゅうに、さすけねぇがなど心配になっずや。
 全国的に少なくて、生息場所は局所的。只見では、アオジよりノジコのほうが見る機会がおおい。手に取って見るのは初めてのごんだぁ。よっぱら、いじくってがら、ブナセンターに持っていくずや。(イサム)


クロツグミ2018.09.07

クロツグミ

 お昼前に窓ガラスにぶつかりましたが、しばらくお休みしてから森の中に戻っていきました。クロツグミの幼鳥ですね。(毘沙沢)


ハグロトンボ2018.09.07

ハグロトンボ

 ハグロトンボが飛んでいました。真っ黒な羽のカワトンボを叶津で見たのは初めてです。スグリの葉の上にとまったので写真を撮ることができました。(こずえ)


ガガイモの花2018.09.04

ガガイモの花

 只見川沿いの土手の草っ原で、ガガイモの花を見っけだ。花びらの内側は、フェルトみでぇにやわらかで、色もシック。茎や葉っぱをちぎっと白い汁が出る。花といい葉っぱといい、つる植物のなかではなかなか趣があるど思ってんだぁ。(イサム)


2018.08.12

イヌワシだんねーの!

 きょうの午後3時半ころ、只見川の上空で、数羽のワシタカが飛んでだっけ。トビはすぐわがっけが、どうも空高く旋回するワシタカが気になる。しばらぐ見でだら、柴倉山のてっぺんあだりがら柴倉橋の下流上空へと飛んだ。幅広い翼と長い尾、黒っぽい下面。イヌワシだ! 成鳥! 2羽で飛んでる! そごさ2羽のサシバがイヌワシめがけてモビング(擬攻撃)し始めた。やっぱ、でっけぇ!
 しかし、どんどん空高ぐ飛んでぐもんだがら、双眼鏡でやっと追える程度になって遠くの山の方さ行って、見えなくなっちまった。奥山でしか見らんにぇ鳥だども、繁殖が終った7月がら8月にかけてはきょうのように里のほうさ降りっくるどぎがあんだ。ただ、見るには、双眼鏡がねーどむずがしいな。(イサム)


カワラヒワ2018.08.09

カワラヒワが鳥好きにしてくっちゃ

 朝日保育所の先生がら黄色の目立つ鳥が落ちでるっちゅう電話もらったんで、行ってきたぞや。カワラヒワの雄の成鳥だっけ。地味で、なんの特徴もねぇ鳥だども、羽を横切る黄色の帯が、ばーが鮮やか。
 思えば、おらが初めて鳥の名前を覚えたのは、このカワラヒワだっけ。高校3年の夏、校庭からキリキリ、ジーンとうるせぇほど鳴いている鳥が、カワラヒワだどわがったどきのうれしさは忘れらんにぇな。そごがら、おらの鳥人生がスタートしだと思ってんぞや。あれから、はや42年。年とったなー。そんなわげで、しばらく感慨深く、いじったあど、写真に撮ったずや。(イサム)

 

2018.07.31

只見が県内一暑い!

 ねっか、はー、あんま暑っちゃくて、なにもしたぐなぐなっちもーな。とくにきんなは、暑っちゃがった。
 今朝の民報新聞、見でだら、なーんと、只見が36.2度で県内一暑かった! 只見では7月の観測史上最高だそうだ。ちなみに第2位は、喜多方市の35.5度。北にいくのが当たり前の台風が西に向かったり、となりの三条市が39度の記録更新となるなど、あり得ねぇごどばっか。今年は、世界中で、熱波の被害がででいる。異常気象は、はぁ、異常ではなく、想定外にいつでもあり!っちゅうごどになってきたんであんめぇが。(イサム)

 暇なわけでもないのですが、この7月はどんだけ暑くて、どんだけ雨が少なかったんだろうと思い、気象庁HPの「過去のデータ」からグラフをつくってみました。
 2009年から今年まで10年間の7月の平均気温と月間の累積降水量です。
 左の図で驚くのは、日最高気温・日平均気温・日最低気温ともに、それぞれ30℃、25℃、20℃の大台をはじめて超えていることです(たとえば日最高気温というのは、このグラフでは7月の毎日の最高気温の平均値ということです)。とくに日最高気温の平均が31.9℃というのはダントツの高さです。
 続いて右の図ですが、今年の7月はなんと34.5ミリしか降っていません。平均の10分の1です。豪雨で大きな被害の出た2011年と昨年を除いても200ミリ前後の雨は降っていたのですから、今年の7月の雨が極端に少なかったのがわかります。(クマクラ)

2009-2018_JULY


伝書バトを保護2018.07.30

伝書バト

 今朝、伝書バトが助けを求めて我が家の窓を叩きました。ブナセンターに協力を求め、足環の情報から飼い主に連絡を取り、夕方飼い主が引き取りに来てくれたようです。訓練のため燕三条で放し、山形県南陽市まで戻るはずが、なんらかの原因で毘沙沢に迷い込んだようです。今年生まれの幼いメスでした。
それにしても、燕三条から高い山を越えて毘沙沢まで来てくれたのですね。(毘沙沢)

 私も2回迷い鳩を保護しました。どちらも西日本からで、1羽は疲れ果てて夜はぐっすり眠ってしまいましたが、翌朝餌を食べてくれて安心しました。日通の鳩便があって送りました。迷い鳩は猫に襲われることもあるので、見つけたら保護してあげたいですね。(ハルコ)
 只見町は山に囲まれていて、伝書バトにとっては難所なのかもしれませんね。子供のころ伝書バトを飼っていて、今回五十数年ぶりに手に抱いたら、なんだか小さく感じました。よくよく考えたら私の手が大きくなっていたのだと気が付きました。(毘沙沢)


キビタキのオス2018.07.17

ヒアカシ、捕ったどー!

 大田集落のある家さ寄って、猫渕清水の話を聞いだあど、外さ出だら、庇の上さ赤と黄色と黒のきれいな鳥らしきあながある。叩いで落どしてみだら、なんと、キビタキの雄でねーの。赤い喉と真っ黄色の腹、上尾筒、そして眉斑。あとはすべて真っ黒。
 只見では、この鳥をヒアカシどって呼んでだだ。目立つ赤い喉を、火明かしに例えだんでねーがど思っでんだ。それにしても、声よし、姿よし。天も二物を与えるっちゅうごどあんだな。きょういちばんの収穫!
 キビタキを家さ、持ち帰って、秤で重さを量っでみだ。たったの12グラムしがねぇ。これは、10円玉3個より軽い。こだ軽くて、か弱い小鳥が、東南アジアがら何千キロもの旅をしてくんだがらたいしたもんだぁと、いたく感心した次第。(イサム)


威嚇するシャチホコガ2018.07.14

長い脚のあるイモムシ

 鉢植えのブナの葉っぱを食いまくってたイモムシなんですが、イモムシらしからぬ立派な長い脚がはえてました。ちょっといじったら威嚇してのけ反り、シャチホコのポーズ。この見た目からシャチホコガと言うそうです。幼虫に毒はないそうなので、よーく観察しました。しかしホントにおもしろいイモムシ!(マスミ)


猫渕清水の御幣2018.07.14

猫渕清水

 恵みの森の入口と大田の猫渕清水へ自転車で行ってきました。猫渕清水は只見でもっとも水量豊かなおいしい清水ですが、今日は水神様(?)へのりっぱなお供えが。御幣の一種でしょうか。使われている木はユキツバキ? 大田のどなたかがつくられたのでしょうが、非常にきれいな造作です。(クマクラ)
 猫渕清水にあった謎の御幣についてわかったんで報告しんぞや。
大田集落で猫渕清水の水を使って簡易水道施設を建てるごどになったんだそうだが、その清水を分水するようになっごどど、水が涸れないで湧出するごどを祈願するために、田島の神主頼んで拝んでもらったんだっちゅうごんだ。また、只見では榊の木がねぇがら、代用どしてユキツバキが使われんだ。
 しかし、いままで大田集落では、家ごとに、別々の沢水を引いて飲料水や生活用水どして使っていだだなぁ。これぞ、究極のサスティナブル。これなら、どだ自然災害があったって、どっかの一軒の水源があれば集落みんなで利用でぎるごどになる。便利さと効率、そしてコストばがりを最優先にする現代社会。関西地方の激甚災害を見るにつけ、あまりに人間万能にしてきたツケが回ってきた気がしんな。
 なんて、いっちょめーな口きいても、便利なほうがいいに決まってんべ! どって言われっちまいそうだな。(イサム)


2018.07.08

7月の花暦調査

 癒しの森での調査の報告です。 参加者は4人でした。目立ったのはクルマユリ、オニノヤガラ、シャクジョウソウ、オオバボダイジュの花などです。イチヤクソウはつぼみが多かったです。(郁子)


ハチドリ?2018.07.05

只見にハチドリが…

 ハチドリがいる訳ないですよね。
 さて、一般的に昼間飛ぶガ=チョウだとしたら、これは昼間飛ぶけどれっきとしたガです。花盛りのオカトラノオに吸蜜に来ます。羽ばたきながら空中に留まるホバリングまで映像で見るハチドリにそっくりです。ストローのような長い口も見てください。スズメガ科のホシホウジャクのようです。食草はヘクソカズラ! なお、シャッタースピードは上の写真が4,000分の1秒、下の写真が1,000分の1秒です。1秒間に一体何回羽ばたくのでしょう?(あーきらー)
1,000分の1秒 このガを見つげっど、よぐ連絡をもらうぞや。「ハチドリがいた!」っちゅうあんだ。んだども、本物のハチドリを見た人はいねぇはず。みんなテレビで知っでるだけなんだどもな。 ただ初めで見たどきの感動は、センス・オブ・ワンダーだべな。これをハチドリがいだどって喜ぶ人、オラは好きだなぁ。(イサム)


ツマグロヒョウモン2018.07.03

ツマグロヒョウモン

 先ほどきれいなチョウを捕まえて調べたところツマグロヒョウモンの♀でした。もともと南方のチョウですが、温暖化やパンジーを食草にするとかの理由で分布を北に拡大しているとのことです。メスグロヒョウモンと同様♀が美しい。♂は大阪のおばちゃんの豹柄(ヒョウモン)です。都会では普通に見られるようになったそうですがすでに只見でも普通種なのでしょうか?(あーきらー)
 ツマグロヒョウモンは只見では10年以上前がら確認されでんぞや。それがアンニャのいうとおり、いまや普通に見られるチョウになっちまった。しかし、これは黙ってらんにぇ由々しき事態。おらだちも含めて、先人の化石燃料の使い放題、大量生産と大量廃棄の悪循環。結局は、経済成長とお金のこどばかりで、こだに先のない地球にしちまった。このまま行っちもうど、将来、おらだちの子めらが安定した生活を送れるかどうか心細ぇ限りだ。ツマグロヒョウモンが普通に見られるようになったっちゅうごどは、異常を知らせる「警戒警報」っちゅうごどだべや。こだごどあっと、まっとまっとサスティナブルを進めんなんねぇなど思ってんぞや。(イサム)


2018.07.01

ホタルと星空

 ゲンジボタルの最盛期の頃なので、黒沢に行ってみました。ゲンジボタルは20匹ぐらい、ヘイケボタルが10匹ぐらい飛んでました。ヘイケボタルは今年初確認です。ゲンジボタルは少ないですね。星空もきれいでした。(ゆたじー)


ヤマガラの子育て2018.06.25

壁にアオゲラが開けた穴をリユース

 ヤマガラが今子育ての真っ最中です。3つ見える穴は冬にアオゲラが開けた穴で、このうちの1つを利用して今年2度目の繁殖活動をしています。巣箱をかけているのに、よりによって壁の穴の再利用とは…。
 追伸。昨日、子育ての真っ最中とお伝えしたヤマガラは全て巣立ちました。真っ最中ではなかったのでした。ハチが穴を利用するのが怖くてガムテープを貼ったところヤマガラがなかで騒いだのですぐに剥がしたガムテープを、やっと安心して貼ることができます。(あーきらー)


アオバト2018.06.24

アオバト

 和泉田のHくんから連絡があって、引き取って来ました。山裾の用水路で死んでいたのを発見したとのこと。出血はないものの、背中の羽根がなくなっているのが残念。猛禽に襲われたのではないかとのこと。 とりあえず冷凍して、そのうちに仮剥製にしよう。(ゆたじー)
 アオバトの羽が抜げんのは、NHKの「ダーウィンが来た」でやったどぎあんぞや。アオバトは、ハヤブサみでぇな猛禽類に体当たりされっど、当だった場所の羽を、ゴソッど抜いでしまうだで。衝突の瞬間、アオバトは花火みでぇにパッとわーが羽根を散らしちもう。そうすっと、散った羽で滑っちまって、ハヤブサはアオバトを捕り逃がちもう。アオバトは、トカゲがわーがしっぽを切って逃げるみでぇに、羽根をわーがら抜ぐごどで、猛禽類の攻撃を交わしでんだで。
「そんじゃら、なんで死んでいだのが?」だど? そごんどごは、わがんねぇな。まぁ、アオバトの作戦が失敗したっちゅうしか、あんめぇな。(イサム)


コムラサキ2018.06.19

なんというチョウ?

 某所で立っていたところ、数頭のチョウが飛んで来て、その内一頭が地面にとまり、きれいだったのでスマホで撮りました。逃げる様子はなかったです。なんというチョウでしょうか?(ハマ)
 最初に見た時は国蝶のオオムラサキかと思いましたが、コムラサキ♂のようです。川沿いのヤナギ類が好きで幼虫はヤナギの葉を食べて育ちます。チョウはヤナギやコナラの樹液を吸います。動物のフンや尿にも集まるそうです。きっとそんな環境で撮れた写真かな? 只見にはヤナギが多いのでコムラサキも珍しくはないと思いますが、私は見たことがありません。(あーきらー)


アサギマダラ2018.06.15

クリの花に…

 クリの花が徐々に咲いてきました。ブナは豊作のようですがクリはどうでしょうか。本日夕刻、隣のハマさんと立ち話をしているとクリの花になにか飛んで来るものが見えました、チョウです。見ているとどうもアレ、アサギマダラらしい。で、カメラ、双眼鏡を持ってきてもらい、4人で観察会を1時間くらいしました。クリの花の蜜も吸うんですねェ。(あーきらー)


モリアオガエルの卵2018.06.11

木さ、生みつけらっちゃモリアオガエルの卵

 ここは蒲生、真奈川の池。毎年、池にはりだしたシロヤナギの枝さ、たわわに卵塊を産みつけていたあんだども、今年は枝がなぐなっちまって、幹だけになってだだ。そんじぇ、仕方なくじゅうわけでもあんめぇが、写真みでぇに幹さ、たくさん産みつけらっちぇいだぞや。ちっと見慣れねーあんだったんで投稿しておぐぞや。(イサム)


オオミズアオ2018.06.07

夜の訪問者

 おとといの晩、2階の窓を外からバタバタと叩く音がして、なんだろうと思ったら、青白い影が…。オオミズアオでした。大型のガでは一番最初に飛んできますねー。(ゆたじー)


コクワガタ2018.06.06

クワガタ!

 ぼーっと家の中を歩いていたら突然足に痛みが。驚いて足を振っても離れず、ナニゴトかと良く見てみれば。 ……え? コクワガタ?(朗)


シマヘビがぐるぐる2018.06.06

ぐるぐる巻き

 畑の脇の側溝でシマヘビがぐるぐる巻きになってました。10分後くらいでしょうか、ぐるぐる巻きを解いてどこかへ行ってしまいました。2匹かと思ったのですが、よくわかりませんでした。(ゆたじー)
 ゆたじー、これってシマヘビの交尾だべした! オス、メス2匹がしめ縄みてぇにからみあって長い時間やってんだで。動画、撮ってもらいだがった。うまぐすっと、シマヘビのチンチンも見らっちゃがもしんにぇ。オラも見だがった!(イサム)


コウノトリ2018.06.02

コウノトリ情報

 礼次郎あんにゃに気ーつかって黙っていだども、はぁ、よがべやど思って情報、流すぞや。
 先月から南会津町南郷地区にコウノトリが来てんだで。はじめは池んながのフナ食って、満腹になっと、近ぐの広報無線のてっぺんさ止まるというごど、繰り返してだだ。いまは、そごのフナも食い尽くして、ほうぼうの田んぼさ、ドジョウを食いに飛びまわっでる。この写真は、じっどしで田んぼの畔さいだら、コウノトリのほうがら近づいてきで、ポーズを決めでくっちゃあんだ。300mレンズで、2mぐれえ近寄らっちゃもんだがら、ドアップになっちまった。ツルぐれえでっけえがら、このクチバシでつつがっちゃら、たまんねえなと思ったぞや。
 しかし、田んぼにドジョウが多いのには、たまげだな。めくらめっぽう、つついでいんだが、あんがい、簡単に捕めぇられっちもうな。なお、このコウノトリの名前は、「きずな」どっちゅう。千葉県野田市で放鳥されだあんだど。野田市ホームページを見っと、現在位置まで表示さっちぇんぞや。(イサム)


アオダイショウとヒキガエルの攻防2018.05.22

アオダイショウとヒキガエルの攻防

 ドジなアオダイショウの写真です。子どもなので身の程を知らず、アズマヒキガエルの右後ろ脚に咬みつきました。引き上げようとするアオダイショウ、池に降りようとするヒキガエル。十数分の攻防の末、カエルに軍配が上がりました。ちなみにヒキガエルは13日に池に来て19日には全て森に帰りました。今年は卵が少なかったです。(あーきらー)


飛行機雲2018.05.20

天頂一直線! 飛行機雲がまっしぐら!

 午後6時過ぎ、車を車庫にしまおうと、外さ出たら、青空に超でっけぇ、飛行機雲! 西から東にかけて途切れなし。しかも、一直線で長ーい。こだあな、久々に見だな。(イサム)


卵2018.05.20

シオデに卵

 学ぶ会の決算作業をしながらふと窓の外を見ると、ルリタテハがせわしなく飛んできてシオデに止まりました。出て行くと飛び去ってしまいましたが…。
 風が吹いたためピントぴしゃりではありませんが、卵らしいということで撮影したところ卵で間違いないようです。 なお、ルリタテハはサルトリイバラ(シオデ属の樹)などに産卵と書いてありましたので、シオデに産卵してもおかしくありませんね。(あーきらー)


ヘビの子2018.05.17

郵便受けに…

 きんなの夕方、帰宅していつもの習慣で郵便受けを開けたら…、ん、なにか奥に細長いものがいる…。マムシに似た模様ですが、顔が違います。ヤマカガシの子どもでしょうか?
 息子と一緒にさんざん写真を撮っていると、なかで上の方に登って、隙間に入って見えなくなってしまいました。金属製でツルツルなのに!(ゆたじー)
 先週からよくヘビを見るようになったけんど、まさか郵便受けとは、驚いたなー。ゆたじー、このヘビは、アオダイショウの子めらだべな。たぶん郵便受け近くに門灯かなんかねーがや? その灯にやってくるカエルや虫を、郵便受けん中で待ちがめーでだんであんめーが。(イサム) 


白いカタクリ2018.04.28

Eureka!(我、発見せり)

 Eurekaとはアルキメデスがかの有名な原理を発見した時に叫んだ言葉といわれ、日本語で言えばユリーカとかユリイカとか発音されます。さて、今日カタクリを見て歩いているとなんと、なんと…、白いカタクリです。調べたところ数万から10万株に1株と出ていました。只見のネイティブでもなかなか見たことがないのでは? 混じりけのない白のカタクリ、ご覧あれ!(あーきらー)


クロサンショウウオの産卵2018.04.26

クロサンショウウオ

 毘沙沢にも遅い春が訪れています。山は、きれいな色がパッチワークのようです。そして、今朝は楽しみにしていたクロサンショウウオの産卵日。(毘沙沢)


黒谷のキタコブシ2018.04.19

咲いた♪咲いた♪

 午後、長浜の5人で黒谷に行ってきました。キタコブシは5、6分咲きでした。
 水田脇の赤みの強いカタクリも健在、キクザキイチゲ、フクジュソウも同時に咲いていました。田んぼにはヤマアカガエルの卵が。そしてハイライトは奥のフクジュソウ群です。去年は4月25日に訪れていますが、その時よりも下の土手で咲いている数は多いようです。昨年より残雪は多いです。遠くでオオヤマザクラが咲いていましたし、ブナも芽吹き始めました。いよいよ只見の春ですね!(あーきらー)


キセキレイ2018.04.06

キセキレイ初見

 散歩の途中でした。キセキレイが2羽、つがいでしょう。黄色がきれいです。そろそろもう一つの黄色、キビタキも見られそうですね。(あーきらー)


アトリ2018.03.29

アトリ、アタリ!

 今朝、窓にガンとなにかぶつかる音がしたので外を見るとアトリが落ちていました。
 早速カメラを持って外に。これはブナセンター送りで剥製かなと思いましたが、とりあえずクリの切り株に置いておきました。1時間半くらいで回復、飛び立っていきました。体重を測りそこない、残念でした。(あーきらー)


クサギカメムシをサシガメが……2018.03.28

クサギカメムシをサシガメが……

 窓から外に出ようとするクサギカメムシをサシガメが捕まえて口吻?で刺して体液を吸っているところです。マクロレンズで撮りました。このサシガメの名前を知りたいので投稿しました。只見では普通種だと思いますが、図鑑で調べても特定できません。(あーきらー)
 このサシガメには自分も刺されて非常に痛い思いをしました。詳しいことはわからないのですが、「オオトビサシガメ」でしょうかね?(カナ)


カタクリの芽2018.03.21

カタクリ開花予想選手権

 お待たせしました、今年もやります!家の西側でカタクリが芽を出しました。このカタクリの最初の一輪はいつ開花するでしょうか? いつものように正解者には豪華賞品(タラの芽ほか)を差し上げます。参考までに、13年は4月14日、14年は4月13日、15年は4月16日、16年は4月1日、17年は4月14日でした。皆さん奮ってご参加ください。
 4月1日追伸……カタクリの蕾が霜や低温にやられてしまったと思われます。今さら他の個体に変えられませんので今年は中止とさせていただきます。3回目にして1番の参加数だったのに残念です。自然相手では仕方がないですね。(あーきらー)


ゴジラ?2018.02.15

ゴジラ襲来か?

 屋根の上に不思議な雪の芸術が! シロクマを追って来たのか、只見にゴジラが現れたか?! 今日15日は、どこかに行ってしまいました。自然って不思議でスゴイですね。(シガ)


カモシカの足あと屋根のシロクマ2018.02.14

吹雪がやんだら

 叶津は屋根からシロクマが覗きこんでます。川を目指して歩く大きな足あとはカモシカかな。(こずえ)


湯ら里のシロクマ?2018.02.06

湯ら里のシロクマ?

 おら、いま、湯ら里の男湯の露天風呂にいっつぉや。湯さ入ったら、目の前さ、ばっかでっけーシロクマがいんだわや。おもっしぇーがら、写真、見でくんつぇ。(イサム)


2018.01.26

只見が積雪3位

 さっきなの気象庁ランキングで、積雪の深さでは、只見が第3位だぞや。1月26日午後7時現在で245センチ! いっつも酸ケ湯が一番だども、あれは標高925メートルの山の上にある一軒の温泉宿。たまたま、アメダスが設置してあるだけだべ。人が住んでいる場所での記録にしでほしーな。雪が深けーど、人情も深けーぞ。そして、なんといっても、自然が奥深けーぞ。(イサム)


ツグミ2018.01.26

ツグミ

 「雪いっぺーふんなー」が挨拶となってる叶津です。
 番所の庭でツグミが流水で溶けた土の間からエサを探したり、雪の隙間で休んだりしてました。(こずえ)


オライの泉水2018.01.12

今朝のオライの泉水

 今朝のオライの泉水(池)だぁ。バーカきれーな冠雪だったんで、パシャリ。日本海側は大雪っじゅうごんだが、ここ只見は朝からいー天気で真っ白な雪と青空が目に痛てーよーだ。(イサム)


ジョウビタキの雄2018.01.05

謹賀新年

 新年明けましておめでとうございます。やっと太陽が顔を出しました。大雪らしい年明けです。玄関開けてたら早速、珍しい年始客がまいりました。ジョウビタキの雄です。(和子)