テン2009.12.25

【へんないきもの29】

 今朝、布沢のある方からいいものが捕れたから、いらないかという連絡あり。さっそく急行すると、まだ死後硬直じょうたい。つぶらな目がぱっちりで、まるで生きているよう。そこで悪いとはおもいながら、雪上で腹ばいにしたり、木によじ登らせたりして撮影会をしました。もちろん、その後はクール宅急便で剥製業者へ直送しました。さて、このかわいい動物はなんでしょう?(勇)

 南相馬のIです。写真の哺乳類はテンですね。雪がほとんどない阿武隈高地南部の低山帯で以前確認している個体は、今の時期でも、あんな冬毛にはなっていませんでした。このような事例を見ると、各地域ごとの環境・生物集団の保全の大切さを再認識します。来年は、このような事についても話題になる生物多様性の年になりますね。(Inaba)

 完全冬毛のキテンです。ふさふさした毛が気持ちいいです。足の裏もびっしりと毛があります。まだ、小さくあどけなさもある若い個体でした。かわいそうですが、家宅侵入罪でやられてしまいました。(勇)

ベニマシコ2009.12.20

ベニマシコ

 今朝、見たのですが綺麗な赤い鳥でした。(叶津・潤)

赤い鳥の正体は、ベニマシコです。11月ころから飛来する冬鳥で、降雪前にはいなくなります。草の種や実をエサにしているので、雪が降ると、いられないのです。この赤い鳥は、急な雪で逃げ遅れたのでしょう。

 秋、ヒッホッ、ヒッホッホホと特徴のある声で鳴き、只見の野山ではよく見られる鳥です。(勇)

2009.11.29

滝湖へ水鳥観察

 滝湖方面へカモを見に行ってきました。

 コガモ♂♀、キンクロハジロ♂♀、ホシハジロ♂♀、マガモ♂♀、オオバン、カイツムリ、ホオジロガモ♂

 ホオジロガモは初めて見たので、うれしい収穫でした。でも、写真は撮れず。ほかのカモも写真にならず…。

サルの落とし物 鳥見に行く途中、寄岩でイタチ♂のロードキル(野生動物がクルマに轢かれること)を発見。迷いましたが、拾って冷凍保存しました。引き返したら塩沢の橋のたもとでニホンザルと遭遇。1匹だったので、離れザルでしょうか。写真を撮る間もなく逃げていってしまいましたが、見つけたあたりにニホンザルのものとおぼしき「落とし物」を発見! う~ん。人間のを小さくしたような感じ。見るのは2回目。前回は形が崩れていたから、しげしげと眺めた後、写真を撮りました。(ゆた3)

シロハラ2009.11.10

【へんないきもの28】

 kuma邸の窓にぶつかって絶命した鳥。この鳥はなんでしょう?ヒントは、冬鳥、ツグミのなかまです。

 前回のへんないきもの27は、ウサギコウモリでした。

 へんないきもの28は、シロハラです。なんの特徴もない鳥ですが、白いお腹はよくわかります。シロハラは、冬鳥で、雪のないところには、けっこういる鳥です。只見では、2回目の記録。地上採餌性なので、雪の多いところでは越冬できないのでしょう。

 ガラスにぶつかる鳥にはお気の毒なのですが、日ごろ見たことのない鳥だったり、じかに手にとって観察できたりするので、鳥キチにはうれしいものです。(勇)

沼ノ平のブナ2009.11.07

沼の平散策

 学ぶ会のメンバー6人で浅草岳・沼の平へ散策に行ってきました。柔らかな日差しと青空のもと、かさかさ鳴る足元の落ち葉の音をBGMに晩秋の森を満喫してきました。 夜は昼間のメンバーにSご夫妻が加わって、さらに賑やかになり鍋を囲み楽しいひと時を過ごしました。(晶)

2009.11.04

新雪の沼ノ平

沼ノ平沼ノ平 新雪の沼の平を訪れました。山神杉で霧が晴れて視界が良好になりました。積雪は15cm程度、ブナの枝先には霧氷が、幹には一定方向のみに雪がべっとりついていました。時間がたってくると至る所で霧氷や幹の雪が地表に落ちてきます。残り紅葉と新雪の対比が見事な美しさです。沼の平はルートは不鮮明ですが、ブナの葉は大方落葉していてブナ林内の見通しが良く、沼が遠くからでも確認でき、藪は新雪で押さえつけられているので沼面まで容易に近付くことができました。数時間後に山神杉まで戻ってくるとブナの樹の雪は大半落ちていて、雪も半分ほど溶けていました。今回の雪はまさに淡雪でした。絶品の景観に興奮した一日でした。(tubota)

ウサギコウモリ2009.10.28

【へんないきもの27】

 あこがれのコウモリ出現!

 禮次郎さんの作業小屋で発見されたコウモリです。ここでは2回目の確認とのこと。長い耳は、ウサギの耳というよりもヒツジの角に似ていると思いました。クリクリ目がとてもかわいい。顔はサルに似ています。とにかく、おもしろい顔!あきがこないです!これぞ、生物多様性の極致?

 ちなみに、写真撮影後、捕獲された同じ場所で放獣されました。 さて、このコウモリの名前を調べてください。(勇)

2009.10.28

只見町文化祭に出展

 先週、22日に只見高校で生徒と一緒に野鳥の標本(仮剥製)をつくりました。高校の窓などに激突死したらしいシジュウカラ、コガラ、スズメ、ムクドリ若鳥でした。仮剥製にチャレンジした生徒は4人(男子2,女子2)でしたが、うち一人は、初めてにもかかわらず、スズメの仮剥製を完成。そのほかは、時間が足らず、縫い合わせるだけまでで終了。

 その後、わたしが持ち帰って仕上げました。その作業中の写真と作品を11月3日に只見地区センターで開催される只見町の文化祭に只見高校のブースで出展します。ささやかな展示ですが、見てやってください。

ナガエミクリ2009.10.23

ミクリ類の同定結果

 只見で確認していたミクリ類(写真参照)の群生する素掘り水路にて、カワゴケ、ゲンゴロウ類やマメシジミを確認しました。みな、専門の先生に送り、同定していただきます。(inaba)

ミクリ類の同定結果が出ました(2009.11.04)

 同定者は福島県内の水草類研究の第一人者のUさん。

 今回のミクリは「ナガエミクリ」。県内各地にみられたようですが、減少しているところもあるようです。環境省改定リスト(2000)では準絶滅危惧、福島県(2002)では注意種。「会津只見の植物(2004)」では未記載種。只見発記録かと思います。

 この生育水路、地元の方々と話し合って保全ができればいいですね。(inaba)

浅草岳のブナ2009.10.22

浅草岳の登山道調査

 今日は浅草岳の登山道調査をしてきました。どっしりとしたブナの巨木に出会い感動しました。もう山々は紅葉真っ盛りですね!(kana)

キビタキ2009.10.17

【へんないきもの26】

 秋は渡りのシーズン。いろいろな鳥が襲われたり、窓にぶつかって命を落とします。今朝、舘ノ川の事務局長のお兄さん宅の窓ガラスにぶつかってゲットされた個体です。死んでしまうと、不思議に種を判別するのがむずかしくなります。これは、ヒタキ科のメスで、夏鳥です。さて、なんちゅう鳥でしょう?。

 へんないきもの25はトラツグミ、26はキビタキのメスでした。どちらも夏鳥です。あたたかい越冬地にいくまでは、危険がいっぱい。渡り鳥の宿命ですね。(勇)

2009.10.16

【へんないきもの25】

トラツグミトラツグミ頭部 へんといういきものではないけれど、16日、塩ノ岐で保護された鳥。田んぼの畦で動けないでいたものをゲットされました。連絡を受けていったときには、絶命していました。写真に撮って埋葬しました。羽の黄金と黒色の虎班模様はとってもきれい。夜な夜なスィー、スィーときびわるい声で鳴く鳥です。さて、この鳥はなに?(勇)

あなたは何者2009.10.09

【へんないきもの24】

 癒しの森にいたへんないきもの。暗い森のブナの朽ち木で、妙に目立っていました。森のなかで、深海魚に遭遇した気分。はて、あなたは何者?(勇)

 ガの幼虫だと思いますが、わかるかたがいたら教えてください。

ヘビの赤ちゃん2009.10.06

【へんないきもの23】

 またまたヘビの話ですみません。きょうも日課の掃除機がけをしていました。男湯の入り口の絨毯をかけていたところ、端っこにゴムひものようなものあり。スイッチを切ってまじまじと見てみたら、なんとヘビのあかちゃん!生まれたての13センチのヘビです。ここから、稲葉先生調で説明。「この子ねぇ、まだあかちゃんなの。でも、とってもきついんだよね。ホラ、アタマもたげてかかってくるでしょ。かわいんだよね」

ヘビの赤ちゃん さて、このヘビのあかちゃんは、なんちゅうヘビでしょうか。(勇)

 こんばんわ。いまだに残業している稲葉です。ヘビの子、とっても「めげぇ」です。でも、性質はやっぱりきついヘビ、シマヘビですね。

2009.09.22-23

冬虫夏草調査に参加

 日本冬虫夏草の会・貝津事務局長と三田村先生の只見の冬虫夏草調査に会員5名参加。初確認を含め5~6種を発見することができました。以前から見たいと思ってた粘菌も見ることができ感激の2日間でしたが、まったくオタクの世界で根気と観察力が必要でした。貝津先生による、「薬草を学ぼう会」講演会を約束していただきましたので、お楽しみに。(kazuko)

トンボについた冬虫夏草2009.09.22-23

【へんないきもの22】

 究極のへんないきものを紹介します。三田村さんと日本冬虫夏草の会・貝津事務局長さんの指導で、町内を探しました。貝津さんは、すばらしい。じっとヤブを見つめて入ると、すぐ見つけちゃうのです。蛾やさなぎについた冬虫夏草がでたなかで、とびきりすごいのが、この写真。トンボについた冬虫夏草です。ヤンマタケと呼ばれ、わたしとしてはあこがれの冬虫夏草。細い枝になにげなくついていました。冬にかけてさらに生育するらしく三田村さんが培養するためにもっていきました。サナギから生えた菌糸の先から胞子が飛ぶのを見たら、ナウシカというアニメは、この冬虫夏草をモデルにしたと合点がゆくでしょう。二日目は、福島県初記録の冬虫夏草も確認されました。もしかして、只見は冬虫夏草の宝庫?!(勇)

2009.09.21

秋ですね

 おとといは日帰りで尾瀬に行ってきました。草紅葉が始まっていて、もう見ごたえがあります。しっかり秋を感じて只見に戻ってきました。今日、蒲生岳のブナ林に行ったら、日向は暑いうえに、ヒグラシが鳴いて夏の名残をいただいてきました。アカゲラとシマヘビにも会いましたよ~。気がつけば、久しぶりにセミの鳴き声を聞きました。みなさん、最後にセミの鳴き声を聞いたのはいつ頃ですか?(ゆた3)

カワネズミ2009.09.19

【へんないきもの21】

 この動物は何でしょう。水中を泳ぎ、イワナ・ヤマメの幼魚や水生昆虫を食べているようです。県内でも減少しているそうですが、只見でも確認されているそうです。(勇)

答えは、「カワネズミ」です。私の住む阿武隈高地では環境の変化のせいもあるのか、かなり危機的な気がします。只見の個体群は、健全なのかな。(Inaba)

 沢に生息しています。以前、足元ちかくから、泳ぐ姿を見たときがありますが、全身銀白色に見えました。毛に空気が入って反射していたのでしょう。(勇)

 はい、私も渓流で確認することが多いです。イワナの調査時、特別採捕で特別な方法で捕獲をしていたら水中から飛び出してきたり、余暇でフライフィッシングでヤマメ釣りをしている時、フライ(毛ばり)に何度もアタックしてきたことがありました。(Inaba)

ヒバカリ幼蛇2009.09.17

【へんないきもの20】

 今日の夕方、下福井の農道を横切ろうとしていたのをゲット。16センチほどの子ヘビです。これは、ヒバカリの幼蛇。去年、田中で殺害されたヒバカリは確認しましたが、生きているのははじめて。わりとおとなしいヘビです。シロマダラ、タカチホヘビと、めずらしいと思っていましたが、けっこういるもんですね。(勇)

シマヘビかなぁ2009.09.17

【へんないきもの19】

 これは、南会津町某所で捕獲されたものです。全身、真っ黒、下あごからのどにかけて白っぽい個所があります。まだ、お子さまのようです。子どものヘビは、似た種類が多くて判別がむずかしいです。Inabaさん、教えてちょうだい!(勇)

 さて、勇さんからの正体不明のヘビ。某大学のI先生に画像を見ていただいたところ、「(実物を見ていないので、あくまでも写真を見たところにより、という前提で)鱗の様子から、シマヘビかなぁ」とのことでした。となると、シマヘビ黒化型の幼蛇のようですね……。(Inaba)

アオバズク2009.09.14

【へんないきもの18】

 昨日、黒谷の住吉屋さんからヘンな鳥を保護したとの連絡があり、さっそく受け取りに行きました。只見町では、はじめての確認です。県のレッドデータでは、絶滅危惧Ⅱ類になっていて、絶滅の危機に瀕している野鳥です。さて、この鳥は、なんでしょうか?

 へんにかわいいいきものは、アオバズクです。夏鳥です。青葉のころ、渡ってくるミミズクという意味です。只見では初記録。都市近郊の里山にいる鳥で、只見のような山のなかには飛来しないようです。

 右翼を傷つけていて飛べないでいましたが、とても元気。近づくと、カチッ、カチッとくちばしをあわせて威嚇します。クスサンというでっかい蛾を二匹カゴにいれておいたら、翌朝、一匹がハネだけになっていました。南会津振興局に連絡して、大玉村の鳥獣保護センターに届けてもらいました。絶滅危惧種だと取り扱いがていねいです。(勇)

2009.09.14

【へんないきもの17】

キクガシラコウモリキクガシラコウモリ 建物の中に入ってしまい出すのに苦労しました。体長は15センチぐらいでしょうか。(入叶津・夢街道)

 エイリアンのような顔をしていますが、これはキクガシラコウモリです。コウモリ類では大きい方で、異様な顔面をもっています。これこそ、へんないきもの!? 顔にある模様のようなものは、鼻葉(びよう)といいます。鼻が葉っぱのように複雑なヒダに変化しています。これで、超音波をキャッチするようです。(勇)

カマキリモドキ2009.09.11

【へんないきもの16】

 ひさびさ、へんにかわいいいきもの。けさ、自宅の壁に止まって、鎌をあわせてポーズをとっていました。小さな狩人さんです。(勇)

 答は、カマキリモドキ(アミメカゲロウ目カマキリモドキ科)

畑にタヌキ2009.09.05

【へんないきもの15】

 へんないきもの14がキツネだったので、つぎはタヌキ。

 今朝、ご近所の畑にタヌキがうずくまっていました。見つけたのはウチの犬。トウモロコシの畝にかけられたワナに前足をとられて動けなくなっていました。まだ若い個体と思われ毛並みが美しい。

畑にタヌキ ウチも毎年、スイカやトウモロコシをタヌキにやられます。収穫間際のトウモロコシをネットをはっていたにもかかわらず、メチャメチャに喰われてしまったこともあります。今年は家の付近では被害が少ないと聞いていたのですが、やっぱり出没していたんですね。

 このタヌキ君、すっかり観念したのか近寄っても身動きもしませんでした。でも、よく見るとウチの犬に顔がそっくり。なんだかかわいそうになりました。タヌキにとっても生きずらい世の中なんでしょうね。(kuma)

酸性降下物2009.09.02

ゆゆしき事態

 きのうの午後、河野先生と癒しの森と恵みの森に行ってきました。目についたのは、赤茶けた斑点のある葉っぱ。アカイタヤやヤマモミジの葉に多く見られ、枯れてしまった枝もあります。ブナやトチノキにもいっぱい斑点がついていました。常緑樹のエゾユズリハにも同じ斑点。フジ、オオカメノキ、オオバクロモジも同じ。杉の枝先にも変色がみられました。

 これは、酸性降下物の影響だそうです。ふつうは酸性雨を連想しますが、それ以上に深刻なのが、酸性霧とのこと。ながく空気中に滞留するので、葉っぱへの浸食が大きいということです。昨年から、マルバマンサクの葉がいっせいに赤茶けて枯れているのをヘンだなと思って見ていましたが、これも酸性降下物のせいらしいです。

 河野先生によると、木によって感受性に違いがあって、枯死の程度に差がでるとのこと。しかし、森のなかをみわたすと、ほとんどの木の葉っぱが同じ枯れかたをしています。きれいなブナなんていっている場合ではありません。えらい環境汚染が進行しています。

 主な原因は、中国の近代化。豊かになればなるほど、酸性降下物の原因物質が流れてきます。林野庁の伐採の手をのがれても、この悪魔の汚染にたいしては、どうしたらよいのでしょう。近未来、裸の山が累々と連なったらと思っただけで、背筋が寒くなってきました。

 近くの木々も注意してみてください。気がつかないだけで環境汚染はすすんでいるかもしれません。写真は、恵みの森のトチノキの葉です。みんな同じ状況です。(勇)

キツネ2009.08.31

【へんないきもの14】

 きょう、県道、小川堰付近の歩道でひかれていた獣です。これはいったいなんでしょう?(勇)

 父ちゃんが、きつねがひかれてたと言っていたよ。わたしも見てなんだろうと思っていました。(etsuko)

タカチホヘビ2009.08.29

【へんないきもの13】

 南相馬からInaba氏、来町。珍生物ハンターのInaba氏、昨夜さっそく珍しいヘビを捕まえてきました。金山町水沼近くの路上で見つけたそうです。昨日は、これを含めて5種類のヘビをゲットしたとのこと。

タカチホヘビ それにしても、きれいなヘビです。そして、おとなしい。長さは46㎝。うろこが盛り上がっていて、美しくかがやきます。生きているのは初めて見ました。さて、このヘビはなんでしょうか? 答えは、タカチホヘビでした。夜行性で、ミミズを食べています。(勇)

ナラ枯れ2009.08.24

緊急報告! ナラ枯れじゃ!

 お昼ころ、自宅の前の要害山中腹で、赤くなった木を1本見つけました。もしやと双眼鏡で見たら、ナラ枯れじゃ! 去年、田子倉湖の県境付近で数本見つけてはいましたが、一気に只見の中心部まで来てしまったようです。

 午後、六十里越の県境から入叶津まで車を走らせたら、緑の山肌に赤茶けたミズナラの木がホツンポツンとあります。いずれも大木です。枯れかかっているのもあるので、これからますます目立つことでしょう。来年になったら、もっと広がって目立つようになると思います。ナラ枯れは、新潟県から広がりました。現在、只見川下流からは、坂下、柳津、三島をへて金山町本名まで来ています。そして、只見町には、上流の入広瀬方面から侵入したことになります。 上流側と下流側のナラ枯れが合流するのは、もう時間の問題です。これが、伊南川をさかのぼり、朝日、明和、南郷といくにつれて被害は広がっていくことでしょう。ミズナラが多くなってくるからです。自然の猛威というべきか、森林生態系の調整作用というべきか? いまのところ、打つ手はないのですが……。(勇)

ドロのような生き物2009.08.17

【へんないきもの12】

 今朝、娘の車の後ろにドロらしきものがついていました。新車にドロをつけるとは、不届者と思ったら、これまた蛾! 木に止まっていたら、わかんねーな。ハネのなかからでている突起は、腹を高くあげている状態です。だれか種類をおせーてけやれ。(勇)

シロマダラ2009.08.12

【へんないきもの11】

 昨日の夕方、旅行村で、またまた生きたシロマダラがつかまりました。お子さまです。旅行村は、これで3例目。成蛇1、幼蛇2。シロマダラ村です。

 虫かごに入れてもってきてくれたので、そのまま放置しておき、きょうの午後、ふたをあけたら、アラ不思議、小さなしっぽがある?

 ヘビのしっぽかと思って、よーくルーペで見たら、カナヘビのしっぽでした。本には、ヘビやトカゲを食べると書いてあるけど、このシロマダラちゃん、とつぜん、拉致されて、せまいカゴに入れられて、たまげて、吐き出しちゃったのでしょう。

 ちなみに、カナヘビのしっぽは、10センチ。シロマダラは、32センチ。そうなると、20センチ以上のカナヘビを食べたことになります。体の長さにちかいエサを食べる合理的なヘビ。特太うどんをのんだようなもの? シロマダラちゃんて、やっぱりすごい! あと、いじりすぎたら、死んだふりもしました。かしこーい!(勇)

ハリガネムシ2009.08.11

【へんないきもの10】

 今日、石伏の大クリを見にきました。帰り道、杉の枯れ枝のなかにのたうちまわる細長い虫を発見。ふつう、川や水場で、見かけるのですが、陸で見たのははじめて。これはなんでしょうか? 答えは、ハリガネムシでした。陸にいるときは、カマキリのお腹のなかだけと思っていたら、意外にも単独で外に出ていたということになります。ちなみに近くに水場はありませんでした。いったい、どうするつもりだったのでしょう?(勇)

タマゴタケ2009.08.05

【へんないきもの09】

 きょうは、布沢の癒しの森へでかけてきました。帰り道、枯れたミズナラの根元に、メルヘンチックな赤いキノコが生えていました。あまりきれいなのでパチリ。なんのキノコかだれかおしえてくんつぇ。(勇)

 めげーきのこだね。色がはっきりしないけど、タマゴタケじゃないですか。時期的、今頃よく見かけるキノコで根元に白い卵状のものがありませんでしたか。食べると、うめーぞ。(和子)

セミの脱皮2009.07.31

【へんないきもの08】

 今夜は、セミの脱皮を見学中。小雨のなか、自宅前庭の松の木と下手の桜の枝で2匹が同時脱皮。背中が割れると、ものの1時間ほどで青白くすきとおったからだがでてきます。最後に水色の羽をのばしてぶらさがるさまは、神秘的。いま、セミの脱皮ラッシュです。懐中電灯片手に夜のいきものを楽しんでみたらいかが。(勇)

サケビ/フクロオ2009.07.30

【へんないきもの07】

 夕食後、外に出たら、キューツ、キューツという鳴き声。サケビです。小さいころ、「サケビがくっからはやく寝ろ!」とおどかされていたものです。家の裏の墓地にあるオニグルミの木から声が聞こえるので、ライトで照らしてみました。そこには、幼鳥が2羽じぁれあっているではありませんか。頭ボサボサのやんちゃ坊主です。自分ひとりではもったいないので、Kさん、Tさんもよんで観察しました。みなさんの近所でも鳴き声がしたら、懐中電灯をもって追っかけることをおすすめします。人はこわがらないようです。(勇)

タマゴを飲みこむヘビ2009.07.20

【へんないきもの06】

 今日鶏がいつまでもうるさく鳴いているので鳥小屋を見に行ったら、大きなヘビが卵を飲み込もうとしているところでした。ヘビは、アオダイショウでしょうか。体長1.5mくらいありそうです。かなり飲み込むのに苦労していますが、さてさてどうなりますか。先ほど勇さんが来て、はりついて観察してます。(kuma)

2009.07.15

黒沢のホタル

 今日は暑かった! ので、21時頃でしたが、黒沢の田んぼのホタルを見に行ってきました。期待に反して、ヘイケボタルが28頭でした。もう下火のようです。(ゆた3)

ヒガラ2009.07.15

【へんないきもの05】

 へんないきものではありませんが、空飛ぶ脊椎動物にまで進化したいきもののご紹介。今日、午後4時45分、自宅の窓にぶつかって死んだと思われる野鳥をひろいました。あたまからしっぽまで、10cmにもみたない小鳥です。冬には、人家近くに来ますが、夏に来るのはめずらしい鳥です。いまの時期なら、標高の高い森林にいるはずです。はじめて手にしましたが、予想よりずっとちっちゃい!めげぇ!と思いつつ冷凍庫へ。さて、この鳥はなんでしょうか?

 正解は、ヒガラでした。のどの黒い三角よだれかけと翼にある二本の白い線が識別の決め手。小さいながら、チチピン、チチピンと大きな美声を聞かせてくれる、森にすむかわいい小鳥です。(勇)

横田小学校のブナ観察会2009.07.12

ほんのりあまい樹幹流

 横田小学校のブナ観察会のできごと。雨で、ブナの幹からは、樹幹流がどうどうと流れています。さっそく、子どもたちがナイロン袋を幹につけて流れ落ちる水を集めはじめました。たちまちいっぱいになった水を見て「うまいかな?」とひとこと。指につけてなめさせたら、まずまずとのこと。そこで、小生、口をつけて樹幹流を飲んでみました。そしたら、ナント、樹幹流は、ほんのりあまい!! 雨のブナ林で、ぜひためしてほしいとおもいます。(勇)

2009.07.11

ヨタカの鳴き声

 最近、家にいて夜に何度かヨタカの声を聞きます。調べてみたら、昨年も今の時期に家でヨタカの鳴き声を聞いていました。旅行村ではお馴染みの鳴き声かもしれませんが、明和にもこの頃飛来して、もしかしたら繁殖しているのかもしれないなぁと思いを巡らしています。姿から一般的にはあまり好かれないヨタカですが、私は山道で出会ったことがあります。大きな目が可愛くて大好きです。

 YouTubeに「ヨタカのうたた寝」というビデオがあります。(潤)

2009.07.08

黒沢のホタル

 定例会の後、会長とKさんと黒沢のホタルを見てきました。雨上がり直後のためかあまり飛んでいませんでしたが、杉の木立ちや田んぼの畦に約70頭のヘイケボタルがひそんでいるのを確認できました。ゲンジボタルは確認できませんでした。福島市でも7月に入るとゲンジはほとんどいなくなってしまうので、只見でもゲンジの季節は終わってしまったのかもしれません。福島市では、7月25日前後がヘイケの最盛期でした。只見ではどうなのか気になっています。(ゆた3)

2009.07.07

ヒグラシ初鳴き

 午後6時に自宅裏のスギ林から、ヒグラシの鳴き声を聞きました。今年、初聞きです。夏になりましたね。(勇)

蒲生岳のヤマグルマ2009.07.03

蒲生岳のヤマグルマ

 今日、蒲生岳に登りました。一昨年できた小蒲生登山口から登ったら、ヤマグルマの巨木に出くわしました。幹周り30cmの大物。和次郎さんが見た会津朝日岳のより細いかもしれませんが、ヤマグルマとしては大きいものです。稜線にはまだ何本かありました。(勇)

2009.07.02

ホタル観察会報告

 雨にも負けず、昨晩の観察会報告、クマさんちで雨宿り兼コーヒータイム、みんなで蛍の予備知識を、おさらいして小雨を見計らい8名で出かけました。ゲンジとヘイケが雨の中、数十匹は飛んだり草むらにおりました。かなりの雨でも蛍は短い成虫期間を、目一杯 活動してるようす。

S夫妻から、9時ころ小林の野々沢出口でたくさんの蛍が飛んでるとの電話をいただきました。(和子)

アブラコウモリ2009.07.01

【へんないきもの04】

 今朝、家のなかに飛び込んできたほ乳類です。朝から網をもってバタバタしました。捕まると、とてもおとなしくて、つぶらな目がかわいい!さて、これはなんでしょうか?(勇)

 正解は、アブラコウモリでした。

シロマダラ2009.06.29

【へんないきもの03】

 今日、午後4時ころ、福井字大和久の人家の庭に見たことのないヘビをつかまえたとの連絡が入りました。ペットボトルにいたヘビは、写真のとおり。長さ30cmあまりのヘビの赤ちゃんです。これで、只見では4例目のヘビとなりました。けっこう生息しているみたい。さて、このヘビはなんという名前でしょう。(勇)

 正解は、シロマダラでした。

2009.06.28

ホタル情報

 今日20時~21時頃、ホタルを見に行ってきました。黒沢の水田でゲンジ7頭、ヘイケ63頭。三ツ石神社でゲンジ4頭。只見スキー場ロッジでゲンジ6頭、ヘイケ18頭でした。ゲンジの乱舞が見たいです。(ゆた3)

2009.06.23

サケビ

 フクロウ♀の鳴き声を「サケビ」というんですか、まさにそんな感じです! 幼鳥の鳴き声も似ていますが、「サケビ」ほどの迫力がなく、「ギェッ、ギェッ」といった感じです。

 オレンジ色のやたら明るいのは防犯灯ですか。やりすぎではないでしょうか。反射板を設けて下の方だけ照らすといったやりようがあると思います。光害で星空がよく見えないなんて「自然首都」の看板が泣くのでは。暗くなければ夜じゃない。(ゆた3)

2009.06.21

ホタル情報

 昨晩は気温も湿度も高くて風がないという、ホタルが飛ぶのに絶好の天気だったので、近くを自転車で回ってみました。三ツ石神社の入口駐車場付近でゲンジ2頭、ヘイケ2頭。只見スキー場ロッジ裏でゲンジ3、ヘイケ5。川のものしり館の沼でゲンジ1、ヘイケ1。

 ゲンジとヘイケの成虫が一緒に発生しています。福島でも今年は一緒に発生しています。只見ではどれぐらいの数が見れるのか楽しみです。防犯灯なのでしょうか、やたらにあってホタルにはいい迷惑です。星空を見るのにも邪魔でした。川のものしり館の園地の丘が星空を見るのにベストでした。流れ星1個、人工衛星2個、星がいっぱい、フクロウ♀の鳴き声。でも、薄曇りなのか天の川は分からずじまい。歳で目がかすんだか……。(ゆた3)

 ひとつ質問です。フクロウ♀の鳴き声はどのようなものでしょうか。ゴロスケホーホーですか?ギャーですか?おしえてください。(勇)

 フクロウ♀は「ギャー」でした。女性の叫び声に似ていて、ち ょっと怖いです。♀もゴロスケホーホーと鳴くことがあるので しょうか?(ゆた3)

 さっそくありがとうございます。ギャーと鳴くのは、巣立った幼鳥の鳴き声と思っておりました。只見では、サケビと呼んできみわるがっています。

 あと、オレンジ色の防犯灯は同感です。夜は暗いから夜なのです。都会のまねをしないで、暗い夜がほしい……というと、また奇人扱いされそう。(勇)

2009.06.20

ツチノコ?

 「ツチノコ」、やはりヤマカガシでしたね。平野部の個体と異なり、山間部のヤマカガシは大型になることは知られていますが、私はその要因がわかりません。南東北も北関東も、山間部でみる個体は、やはり平野部の個体に比べて大型のものが多かったです。(修)

ツマキシャチホコ2009.06.17

【へんないきもの02】

 きょう、またまたへんないきものに遭遇。2階の網戸に木片のようなものがはりついていました。シラカンバの枝に見えました。そんな木は近くにないはずと思いながら、取り除こうとしたら、なんとそれは蛾! シラカンバの枝になりすまし、体も筒状、頭はなく折れた枝そっくり。ハネの先端には木の皮がはげたような模様まであります。まさに造形の妙。絶妙な配色に舌をまくばかりです。(勇)

 ツマキシャチホコという蛾だと思います。幼虫は、コナラとかミズナラとか食べるようです。調べてみると、他にもとっても似てるツマキシャチホコの種類があるようですね。頭はなく折れた枝そっくり。下を向いて隠れているんですね。(潤)

ツチノコの正体2009.06.15

【へんないきもの01】

 きょう11時半、館ノ川の林道でツチノコを見たという情報が入りました。昨日夕方4時ころ、林道を散歩していたら、真っ黒で60cmくらいある大きいヘビが草むらにいて、太さは茶碗ほどもあったそうです。近くにあった棒でたたき殺し、道下の崖に投げて帰ってきたとのこと。これを聞いた館ノ川のWさんがわたしに一報。さっそく、現場に行くことになりました。発見者と通報者、そしてわたしの3人が現場で見たツチノコの正体とは?

 とにかく棒で持ち上げると、ふたつに折れないほどの大蛇という。息せききって現場ヘ急行。林道わきの急崖の下に投げたという場所に車を止め、カマとデレッキを持っていざヤブの中へ。ウドとゼンマイの中を切りすすむと、いきなり崖っぷち。つかむものもなく、あえなく落下して左臀部と左ひざを強打。ひじに裂傷を負いました。ここで弱音をはくわけにはいかず、意地で捜索開始。しかし、まったく見当たらず。あきらめて林道下のヤブまできたら、いた!太くて長いヘビ。デレッキでつかめる場所ではないので、しっぽをつかみながら自分の身体と一緒に林道へはい上がりました。ツチノコの正体は、写真のとおりです。全長120cm、胴周り30cmもある巨大なヤマカガシでした。たしかにこんな大きなヤマカガシははじめてです。ヘビの嫌いな人は、草ヤブのなかで見たら、腰を抜かすことでしょう。よほど大きな獲物を飲み込んだと思います。世の中のツチノコは、これがおおいのでは?(勇)

2009.06.14

今日はワシタカ日より

 きょう次女がきたので、ひさびさのバードウォッチング。中ノ平上空にイヌワシ成鳥を発見。サシバ2羽の攻撃を受けつつも悠然と飛翔。近くにはノスリもやってきてキタゴヨウの梢で休息。別のサシバはヘビらしきものをつかんで頭上を通過。天気はくもりだったけど、風がでていたのがよかったかな。とにかく、いいワシタカ日よりでした。(勇)

2009.06.13

ホタルが飛び始めた

 先ほど、玄関でホタルを発見。たぶん、ヘイケの雌です。近くの田んぼには雄(と思われる)が飛んでいました。早速、山側の集落内を観察。去年たくさん飛んでいた池はまだでしたが、2箇所でゲンジを数匹見つけました。皆さんの家の周りでも、今晩飛んでいるかもしれません。(黒沢・恵)

2009.06.01

アカショウビン2

 今朝、毘沙沢でアカショウビンの鳴く声を聞きました。昨日夕暮れ時に、あれっと思いました。あれが最初かな。黒沢より数日遅れですね。(博)

2009.05.28

アカショウビン1

 先ほど、只見・黒沢の家でアカショウビンの鳴き声を聞きました。ここでは初めてです。(kei)

2009.05.25

カッコウ初鳴き

 只見の入叶津で昨日からカッコウが鳴いています。ただいま、かなりの時間奏でっぱなしで~す。(jun)

2009.05.18

毘沙沢サシバ情報

 最近頻繁に毘沙沢にサシバが現れます。ピィピィィィと鳴きながら飛びます。高い杉の木の天辺にとまります。今朝は2羽目撃。北西の方角に巣があるのでは? 気のせいか、毘沙沢のカエルとヘビが今年は静か。(博)

2009.04.20

クロツグミさえずり

 今朝、7時ころ、キョロロン、キョロロンとクロツグミが近くの栗の木でさえずりました。朝からうれしい美声が聞けていい気分。(勇)

ミヤマホオジロ2009.04.07

ミヤマホオジロ

 長浜のFさんが、庭の木にミヤマホオジロを発見。さっそく写真を撮りました。身動きもしないで、しばらくじっとしたままだったそうです。ミヤマホオジロは西日本では、群れで見られる冬鳥ですが、東北地方では珍鳥です。只見でも初記録。貴重な記録写真となりました。(勇)

2009.03.22

冬鳥、夏鳥

 今朝、ツバメのさえずりで目覚めました。その後、ピーチュク、ピーチュクというにぎやかなさえずりが裏の栗の木からきこえます。冬鳥のカシラダカです。これからが夏鳥と冬鳥の交代時期。ふだんは聞くことができないさえずりも聞くことができるおもしろい季節がやってきました。(勇)

フクジュソウ2009.03.21

フクジュソウ

 暖かな午後、ご近所の裏庭の斜面に黄色が映える。

 雪が少なかった今年は、早くもあちこちでフクジュソウが咲き始めました。只見に越すはるか前、ゴールデンウィークに黒谷の奥山へ向かう林道の脇に咲く、満開のフクジュソウに感動したことを思い出しました。あの頃は雪が多くて、春が遅かったんですね。(kuma)

2009.02.22

クマタカ飛翔

 午前11時50分ころ、入叶津側の要害山上空を飛ふクマタカ1羽を確認。輪をかいて只見スキー場の方へ移動。

 そういえば今日は町民スキー大会。見た人いた?(勇)

2009.02.11

キツネの足跡

 昨夜、ギャオギャオというはげしい鳴き声が自宅うらでありました。キツネです。今朝、堅雪の上の足跡を確認。2頭でした。野菜クズを捨ててあったから餌付けしてしまったかも。肉食ですが、食べ物がなくなれば野菜も食べる?(勇)

写真は、昨夜のキツネの足跡

2009.02.02

『けもの道あり。走行注意!』

 当たり前ですが山と川はつながっていますね。そこは命のつながりだとも思います。動物たちが山から川へ降りるとき、私たちが通る道路を彼らも横切ります。けもの道が自動車の通る道路にもあるわけです。

 雪の季節の朝、道路を運転しながら、私は両側の雪の面に動物の足跡がないかキョロキョロします。そうすると、道路のけもの道がどこら辺にあるのか分かってきます。そうして感じた場所は、私にとって大切な宝物です。そこを通るたびにウキウキします。

 私はカエル好きとして知られていますが、カエルも同様に道路に通り道があります。それが分かるから、その場に車を走らせる時には慎重になります。

 動物はどんな場所を通るのか、どんな場所は通らない(通れない)のか、山と川の命のつながりを断たないためにはどうしたらいいのか、そんなことを考えます。

 ナイト・エコツアーなんてのがあったら面白いかもしれないですね。山の動物たちが人間の道路をどのようにして渡っているのか、彼らに気付かれないように、遠くからそうっと眺めてみたいと思います。『けもの道あり。走行注意!』みたいな道路標識を掲げたら、自動車を運転する人もスピードを落としてくれるかもしれません。そして小さな動物も渡れるように配慮した環境整備がされるようになるかもしれません。そうなったらいいなぁ、と思います。(junko)