2008.12.17

塩沢のハクチョウ

 塩沢のハクチョウが51羽となりました。内訳は、オオハクチョウ13羽、コハクチョウ38羽です。

 念を押しておきますが、泥の中に首を突っ込んでいるのは、決してひもじいからではなく、植物の根を食べているのです。本来の食性です。人工的なエサより、自然であり安全です。ここは人に慣れていない自然状態のハクチョウが見られる貴重な飛来地といえます。(勇)

サンショウウオがでてきた2008.11.29

イワナのおなかには

 今日、池で飼っていたイワナをあげて腹をさばいたら、サンショウウオがでてきました。24センチのイワナが、11センチのサンショウウオを呑み込んでいました。しっぽは曲がっていましたが、なかなかよくこえたサンショウウオ。皮膚が少しはがれているくらいなので、まだ食べられて新しいようです。しかし、なんでもよく食うね。(勇)

2008.10.04

ビンズイ

 夕方、ワラ運びをしていたら、ビンズイが飛び立ちました。毎年10月に入ると、畑や周辺の林で数羽単位で見られます。高い山や高原で繁殖する夏鳥ですが、只見は南の国に帰る中継地となっているようで、けっこうよく見られます。図鑑で見ると、タヒバリとよーく似ています。飛ぶとき、必ずツイーッと鳴くので見つけやすい鳥です。この声を聞くと、秋がきたなーとしみじみ実感します。いまが見頃。そう見られる鳥ではないので、ぜひご覧ください。(勇)

2008.09.28

ハネナガイナゴ

 福島虫の会・三田村敏正さんと同行させていただき、只見の昆虫調査をいたしました。またまた、福島初確認らしい「ハネナガイナゴ」が捕獲されました。

 ネットで検索されると写真が見られますので、家の周りのイナゴ調べてみて、和子まで情報ください、只見の分布域を調べてみたいと思います。特徴はハネの長さが腹端を越える長さで細め、飛距離がビューンとイナゴより長いよ。(和子)

2008.09.27

養成講座開催

 第5回 只見町公認 自然ガイド・インストラクター養成講座が開催され、その講師が三田村 敏正さん(福島虫の会)と佐藤 洋司さん(福島県野生動物研究会)で、只見の昆虫と哺乳類についてお勉強。

 ちなみに、洋司さんは学ぶ会会員。只見でクロホオヒゲコウモリを日本一たくさん発見した人。

 三田村さんはここ数年、南会津の虫を調べるようになったところ、新発見三昧!

 8月2日、二軒在家区いきもの観察会での発見についても講義で触れられ、これからの発見三昧を思うと、興奮!

 その興奮の勢いで、講座の次の日、只見、駒止湿原、月田農園と、和子さんが三田村さんの追っかけをしたところ、またまた新発見!

 ということだそうです。

 和子さんだけ、ずる~い! みんなを誘ってよ~(聖)

トノサマガエル2008.08.19

今年のカエル

 今年の夏は雨が多いですが、雨好きなはずのカエルの鳴き声が例年より少ないように思います。特にニホンアマガエルの声が少なく、いつもならあちこちで姿をみるのに、今年はあまり見ません。雨の夜でも、あのうるさい位の合唱は今年は控えめというか、聞こえなかったり...。それに今の時期にまだ、道を渡る子ガエルの集団がいたりします。

 逆にトノサマガエルはいつもより多く姿をみる気がします。今もまだ鳴いていて、こんなに長期間にわたってトノサマが鳴いたろうかと不思議に思っています。(junko)

photo:トノサマガエル 撮影:inaba

2008.07.02

ホタルウォッチング

 昨夜、定例会後、勇・和子・彰・恵子でホタルウォッチングをしながら帰宅。

 黒沢集落の山側でゲンジボタルとヘイケボタルの両方を見ました。ゲンジはかなりいっぱい出ています。今まで黒沢で見た報告は、ゲンジだったようです。

 手のひらにのせて見比べると、身体のサイズはゲンジの方がかなり大きい。

 ゲンジの光は緑がかって明るく、ちかーーーっ、ちかーーーっとあまり点滅しないで力強い。

 ヘイケはほのかに赤みがかった光を弱々しくちかちか明滅。という感じでした。(恵)

2008.04.13

雪中カエル?

 今雨の中、道に出てみてください。カエルがいっぱいです!道の両側はまだ雪が残っているのに、えらいカエルだ。お腹が大きいのでメスでしょう。しかし雪の中をはねる姿をみてみたい!(勇)

2008.04.13

サシバがいっぱい

 自宅上空でサシバ鳴く。屋根のすぐ上。カメラをもって構えると、山に帰る。残念!昨日は出張途中で、金山と柳津でもサシバ確認。絶滅危惧種もここでは普通種です。(勇)

2008.04.11

ユビソヤナギ取材

 昨日、読売新聞会津支局のユビソヤナギ取材に対応しました。記事は今週中に福島版に掲載予定。ユビソヤナギ開花写真メインで、季節の話題として紹介されるそうです。

 記者は北海道旭川支局にいたことがあるそうで、「只見って日高に似ていますね、雪食地形が」と。へー、日高ってそんな所だっけ?と思いました。(聖)

2008.04.02

ツバメ飛来

 今日午後5時ころ自宅玄関前でツバメ四羽めっけ!(勇)

 埼玉県入間市の小見寺です。こちらでも、昨日(4/2)自宅附近でツバメの飛来を確認しました。

2008.03.30

ユビソヤナギ@舘ノ川

 和子さんと聖子でフキノトウ掘りしてたら、舘ノ川で新たにユビソ2本発見。これまで舘ノ川で見つかったユビソの場所は、昔の只見川氾濫原らしき所でしたが、今回のはより只見川に近い所。只見川本流でもユビソは発見されています。

 同日、叶津で道路際、叶津川から少し離れた所で開花したヤナギを目撃。樹皮は黄色いけど、苞は尖り気味、周辺のユビソと比べるとやけに開花が早い。雑種っぽいです。(聖)

2008.03.29

ユビソヤナギ@入叶津

 和子さんが浅草岳に行ったら、登山口付近の太めのユビソヤナギが伐られてキノコのほだ木状になったものが3本転がっているのを見た、と。翌日、和子さんと聖子で確認したところ、ほだ木状のは持ち去られた後でした。切り株付近にピンクのテープが落ちていたので、調査済みの木ながら、番号は分からず。胸高の少し下で伐られたようです。

 近くに細い(直径5cm以上)ユビソを新たに発見。勇さんも後で確認。

 他の地域ではシロヤナギの方がほだ木として人気が高いようですが、入叶津では昨年も同様なことがあり、地元で聞くと同じ人が伐ったようで、特殊な好みの方のようです。(聖)

2008.03.22

堅雪渡り

 今年初めての堅雪渡りをしました。家の裏の杉林でマヒワ十羽がチュイーン、チュイーンと鳴きながら移動、杉の球果をむしって食べていました。雄の黄色い身体が朝日に輝いてとてもきれい。ほかにカシラダカ、ヒガラ、カワラヒワ、コゲラがいました。そろそろイワツバメがくるころだけど誰か見てませんか?(勇)

2008.03.03

オジロワシ

 今朝、下福井の某から連絡あり。大和久の国道山沿いで、「老婆がタヌキを食っていた!」という情報。よく聞いてみると、それは老婆のように大きな鳥だったとのこと。白っぽい頭をしていて、タヌキに食らっていたことは間違いなさそう。きっとそれはオジロワシだ!(勇)

2008.01.26

オジロワシ情報

 25日、午後3:40、只見字田中上空で、オジロワシ成鳥1羽が只見湖方面に飛んでいくという情報を、目黒邦友氏からもらいました。今年もオジロの季節となりました。そこで今日只見湖に行ってみたら、ホオジロガモがたった2羽しかいなかった!

 その後、除掘りをしていたら、ツグミが2羽飛来。この鳥とスズメは近年少なくなったと思う。(勇)